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 オバマ米大統領は9日、テネシー州での演説で、「我々が共有する価値を守るためフランスと共に戦う」と訴え、事件の全容解明やさらなるテロ防止のため、協力する考えを示した。

 大統領は、9日にフランスであった二つの立てこもり事件で当局が突入した後で演説した。オバマ氏は「差し迫った脅威は去ったと願っているが、フランスは引き続きテロの脅威に直面しており、事態はまだ流動的だ」とも語り、引き続き警戒が必要だとの考えを示した。

 米国のオバマ政権は、パリで起きた一連の事件の容疑者がアルカイダ系組織とつながりがあった可能性が高いとみて、事件の全容解明に協力すると同時に、欧米諸国で同様のテロ事件が起きないか警戒を強めている。