救急車「降り口」間違え20分ロス 心肺停止の30代女性搬送中 姫路市消防局
兵庫県姫路市消防局は10日、救急車の運転手が自動車専用道路の降り口を間違えたため、病院到着が約20分遅れるトラブルがあったと発表した。
搬送中の30代の女性は死亡したが、救急車の到着時に心肺停止状態だったことから、同局は「到着の遅れと女性の死亡との因果関係はない」と説明している。
同局によると、10日午前2時5分ごろ、同局飾磨(しかま)消防署白浜分署の救急車が、のどに食べ物をつまらせ、心肺停止状態の女性を乗せて出発。播但連絡道豊富ランプ(姫路市)で降りるべきところを、手前のインターチェンジ(IC)に誤って入ったため、山陽自動車道下り線に進入。病院到着が約20分遅れた。女性は病気のため自宅で療養中だったという。
同局の中川勝正局長は「深くおわび申し上げます。救急隊員の再教育を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。