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官房長官 “村山談話文言見直しもありうる”1月10日 4時08分
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菅官房長官は、民放のBSの番組で、戦後70年となることし発表する「総理大臣談話」で、過去の植民地支配と侵略に対し痛切な反省を表明した、いわゆる村山談話を含め、歴代内閣の立場を全体として引き継ぐものの、村山談話の文言などは見直すこともありうるという考えを示しました。
この中で、菅官房長官は、戦後70年となることし発表する「総理大臣談話」について、「戦後のおわびも含め全体としては引き継いでいく」と述べ、戦後50年の平成7年に、当時の村山総理大臣が、過去の植民地支配と侵略に対して痛切な反省を表明した、いわゆる村山談話を含め、歴代内閣の立場を全体として引き継ぐ考えを示しました。
一方で、菅官房長官は、「同じものであれば新たに談話を出す必要はない」とも述べ、村山談話の文言などは見直すこともありうるという考えを示すとともに、日本の戦後の平和国家としての歩みに加えて、今後の方向性も盛り込んで、未来志向の内容にしたいという意向を示しました。
また、菅官房長官は、沖縄県の翁長知事が、アメリカ軍普天間基地の移設計画に反対していることについて、「移設工事への影響はほとんどない」と述べ、埋め立て工事などを粛々と進めていく考えを示しました。
さらに、菅官房長官は、現在2期6年となっている自民党の総裁任期について、安倍総理大臣は延長を望んでおらず、限られた任期を全うすることしか考えていないという認識を示しました。