ぐるりみち。

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何かを始める時の「スイッチ」の入れ方

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やる気スイッチのスクールIE CM「劇的スイッチOFF 少年と母親」篇 30秒バージョン - YouTube

 

 スイッチひとつで劇的に変化できたらいいのになあ。

 ……と考えてしまうのはモノグサちゃんなのでしょうか。過程を楽しもう。

 

 勉強を始めるべく机に向かう時。

 朝礼を終えて業務に取り掛かる時。

 初めて会う人との待ち合わせ場所に向かう時。

 

 ある行動を起こすに当たって、「よっしゃ!やるぞ!」という“スイッチ”の入れ方は人によって異なると思う。コーヒーを飲むとか、瞑想するとか、ジョギングをするとか、ウコンの力を摂取するとか。

 

 そんな“スイッチ”の入れ方として自分はどんなことをしていたっけなー、とふと思ったので、適当に割り振ったジャンル別にまとめてみますた。多分、はせさんの記事を読んで頭の片隅に残っていたのだと思う。「儀式」の話。

 

 

 

身体を動かす系

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高知と愛媛にまたがる「四国カルスト」までドライブしてきた - ぐるりみち。

 

 身体を動かして「スイッチ」をONにするのは基本的な方法だと思う。スポーツに共通する「準備運動」なんてまさしくそれだし、自分の身一つで行動に移せてしまう気軽さは大きなメリット。素振りは基本。素振りをする素振り。

 

ジョギング、他運動

 「いよっしゃー!新しい1日の始まりじゃー!」と外へ駆け出す健康優良児になりたかった。一時期、朝ジョギングをやっていたことはあったけれど、飲み会でオールしたり深夜に作業したりといった形で一度ルーチンが崩れると、どうも戻しづらかったのでござる。

 

 他方、夜ジョギングはこま切れながら続く時は続くので、こっちの方が合っているのだと思う。ちょっと住宅街から離れた過疎地まで走れば、歌っても怒られない。超楽しい。

 

ストレッチ

 厚い本を読み始める前。勉強のために机に向かう前。作業をするべくPCを開く前。寝る前。

 

 何かの行動と行動の間に一度リセットするための行動として、広い意味での「ストレッチ」はちゃちゃっとできて効果的なイメージがある。インターバルに最適。

 かるーく首をこきこき動かすとか、手首をぐりぐりやるとか、にゃんこの如く伸びをするとか。……学生時代、気づくといつも、駅のホームや交差点の信号待ちでアキレス腱を伸ばしていたのは僕だけかしら。なんかね、手持ち無沙汰なんですよね。

 

謎の儀式系

 あるでしょ!なんかよく分からないけど、気づいたら何かを始める前にやっちゃってる謎の儀式!

 

 意味もなく目をつぶって30秒数えた後にくわっ!と目を見開くとか、勉強の合間に身体が動かしたくなって腹筋を始めるとか、部屋の電気の紐を揺らしてシャドーボクシングをするとか!……え?ない?

 

 

身体を整える系

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美味しい珈琲と文学作品でホッと一息(草枕@内幸町) - ぐるりみち。

 

 動かすのとは別の方法で、ちょいと自分の身体をいじって「準備」するような方法。

 

顔を洗う、化粧をする、etc.

 外に出かける前の基本行動ですが、それとは別に顔を洗ったり、あるいは軽く頬を叩いて気合いを入れるポーズをとったり、といったこともあるのではないかしら。

 

 もしくは、自分の身に付ける「服」によって意識的に別種のスイッチを入れるようなパターンもあるかと。いわゆる「勝負下着」的なものだったり、何か特別な日には帽子を被ったり、特定のアクセサリーを付けたり。

 

 僕の場合、着物で外にでる時は精神的に余裕があって、かつ何かしら気合を入れている時でござる。ゆくゆくは普段着にして、気分によって長着を使い分けるくらいにはなりたいけれど。お金がない。

 

飲む、食う、他

 「朝一番のコーヒー!」「会議前のミンティア!」「飲み会前のウコン!」などなど。

 

 特にアレっすよね。ミント系のタブレット、ガム、アメなんかは刺激によって気分を切り替えやすいような印象。CMとかの刷り込みもありそうだけど。

 

 飲む・食う以外には、無意識の癖として口周りを動かしている人もちらほらいそう。気合を入れるのにちょっと歯を噛みしめるとか、唇をちょろっと舐めるとか。深呼吸もこの系統かな?

 

 

情報インプット系

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書評ブログのススメ!読書の習慣化、アウトプット、小遣い稼ぎに - ぐるりみち。

 

 行動の前に、別の行動でウォーミングアップをするようなもの。自分の身体を直接動かすのではなく、身体を適した形に整えるのでもなく、視覚や聴覚などからインプットする情報・刺激によってスイッチを切り替える形。

 

本を読む、動画を見る

 短編をひとつ読むとか、お気に入りの動画を見るとか、視覚的に何かを消費することでスイッチON。聖書を毎回1ページずつめくるとか、お笑いのネタをひとつ見るとか、そんなのもありそう。

 

 僕の場合は昔っから静止画MADが好きなので、その時々でお気に入りのMADを見てからいざ勉強!なんてやっていたりも。

 

音楽を聴く

 これはやっている人が多そう。アップテンポな曲を聴いてから机に向かって作業中は聴かないとか、作業用BGMとして流し始めた段階でスイッチを入れるとか、細部は各々異なりそうだけど。

 

 やたらとメロディアスなピアノ曲の打音を追いかけてから作業に取り組むと、集中できる傾向にあります。そうだ、Deemoやろう。

 

創作によるアウトプット

 これはまた別物かもしれないけれど、行動前に何かを作ってしまうタイプ。短歌を一首詠んでから。キャッチコピーを1つ考えてから。ブログを1本書いてから。絵のデッサンとか、まさしく。

 

 準備運動に繋がるものがあるけれど、明確な「何か」を自分の外部に生み出している点でお得に見える。割とそういう本や作品集ってありますよね。片手間にウォーミングアップとして作ってたものを集めたもの。

 

 

「記録に残る」ものは続きやすい

 ――と、いろいろ適当に分類してみて思ったんだけど、目に見える「記録」として残るものは総じて続けやすい、続“き”やすいように見える。

 

 続かなかったジョギングはアプリで記録を付け始め、ついでのつもりのIngressと並行することで続きやすくなったし、去年は続かなかった手帳の日記も、書く内容を決めたことで今のところは続いております。寝る前の「スイッチ」にもなってるし。

 そういう意味では、はてなブログのダッシュボードにちょこんと書かれている「継続日数」も意外と動機付けになっているんじゃないかしら。やるじゃん。

 

 目に見える形で残るもの。加えて、それを継続的に残し“続ける”ことではっきりとした「スイッチ」として醸成されていくのかな。冒頭の記事ではせさんは“定点観測するポイント”と書かれていましたが、まさしく。前後との比較によって見えてくるものもある。

 

 大変なのはそんな「スイッチ」を型にするまでの過程だけど、一度それが形になってしまえば、後はちょいちょい“続ける”努力や意識を怠らなければなんとかなるもんだ。

 

 

全ての現実には慣性というものが働く

動き出したものはすぐには止まれないものなんだ 

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