ライフハッカー編集部 - Mugendai 10:00 PM
クラウドファンディングに学ぶ、新年の目標を達成するコツ
「クラウドファンディング」という言葉をご存知でしょうか? 不特定多数の人がインターネット経由で他の人々や組織に資金の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語のことです。インターネットの力を利用した、新しい資金調達の仕組みとして注目を集めていて、草分け的存在の米Kickstarterを始めとして、国内でもさまざまなプラットフォームが登場しています。
日本で初めて同様のサービスを始めたREADYFOR株式会社代表取締役の米良はるか氏は、クラウドファンディングのプロセスは個人の夢や目標を達成する点において好循環を作っていると語ります。以下、ウェブメディア「無限大」より抜粋してご紹介します。
夢や志を他人に公言したり宣言をしたりするということは、何かを実現する上で非常に大事なことだと気づきました。公言や宣言をした以上、努力もしますし、そう簡単には引き下がれない。さらに、背中を押してくれる人や支援者も出現し、道が開ける可能性も出てきます。
そのことは後にREADYFORを立ち上げるようになって、仕組みに取り入れました。ネット上で自分のやりたいことを公言し、目標金額や期間を宣言することで、支援者も出現し思わぬ大きな輪となって道が開ける可能性が大きくなっていくからです。
また、自分の目標が立てられていなくても、目標を持っている人を支援することで得られる「気づき」があるようです。
プロジェクトの実行者がマラソンのランナーだとすると、支援者はそのランナーを応援する沿道の人たち。そして応援していた人の中にも、走っている姿を応援しているうちに、ふと「自分もやりたいと思っていたことがあるから、ひとつチャレンジしてみようかな」と思う人も出てくるはずで、そういう社会を目指しています。誰かを応援しているうちに、自分も走った方が楽しいよね、と。そうするとどんどんチャレンジの輪が広がっていく。そんな、やっていて楽しいと思える仕組みにしていきたいですね。
クラウドファンディングが日本で登場して以来、掲載されるプロジェクトに多様性が見られるようになってきました。他人を支援することで、自分も刺激される。そんな関係が築けるところが、クラウドファンディングの魅力と言えそうです。無限大の元記事は下のリンクより確認できます。米良はるか氏が日本初のクラウドファンディングを立ち上げようと思ったいきさつなど、興味深い記事なのでぜひ読んでみてください。
「資金がないけど、挑戦したい」――そんな夢をみんなで応援するクラウドファンディング|Mugendai(無限大)
(ライフハッカー[日本版]編集部)
Photo by Shutterstock.
- 無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい (ノンフィクション単行本)
- 松井 忠三角川書店