たまのブログ

42歳、初産に挑戦。
顕微授精で授かった命、無事に産まれてきますように。
やっとここまで進みました。

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不妊治療をしなければ、

生理が来ない!って喜んで、さっさと病院に行って、周囲に妊婦さん報告をしてた。

育たないかもしれないなんて考えもせず、出産予定日を心待ちにしていた。


治療をしたおかげで、良くも悪くも知識が増えてしまった。

妊娠の仕組み、妊娠しない理由、治療に長く通うわけ・・・

楽しみ、不安、泣く、笑う・・・

精神的に強くなったんだろうな。きっと。


やる事やれば出来るんじゃなくて、神秘の世界だよな・・・



お正月中に、お地蔵さん参りをしてきた。

ふと思い出して、旦那さんに言った。

「私の水子第一号、今回の妊娠とちょうど同じ時期に出来た子なんだよね・・・」

「じゃあ、早速お参りに行かなくちゃ!」

旦那さん、どこまで私を詳しく知ってるのかイマイチ分からない・・・


戻ってきたのかな?

いや・・・亡くなったんじゃなくて、捨てちゃったんだよな・・・

結局5ヶ月半まで育てて産んだんだよね・・・

あの時はごめんね。

どうか、私の水子たちが幸せに暮らせますように。って、お地蔵さんに頼みに。


そしてまた過去をいろいろ思い出す。

産婦人科、嫌いだったんだよね。

病室でさえ、出産の喜びが染みついてるみたいな感じだし。

みんな幸せそうに見えるし。

産む為に、お腹を大事そうにしながら病院にいるんだよね。

産む事が出来ないって分かってて作っちゃって、だから出してもらいに来てるのに、その目の前で幸せそうな・・・

いつか私もそっち側に行けたらいいな・・・無理かな・・・


奇跡で出来た子を「失敗」と呼び、妊娠にがっかりして産婦人科。

処置してもらった後、すぐに仕事が出来なくて、大金が飛ぶ上に収入が減ると嘆く。

自分の体の痛みも心の痛みも、もちろん胎児の悔しさも、完全に無視。

もう二度と、産める環境が出来るまで望まないようにしようと思うだけ。

そして、幸せそうな妊婦さんを心の中で睨むだけ。


命に申し訳なかったな。

私の心、無視してごめんね。

育たなかった子もいるけど、今回、妊娠5回目なんだよね・・・

懺悔しまくり。

あの時、泣きたくなる気持ちをこらえて、思うように泣いてあげられなかった子たちに懺悔。


私、思い出したくない過去ばっかり。


それでも、妊娠望んでいいんだろうか。

子供を産んでいいんだろうか。

みんな、許してくれるんだろうか。

幸せになってもいいのかな・・・



この感覚、過去に経験した・・・


小学5年生の時、引越し先に犬がいた。

両親がすごく嫌そうな顔をして、次の日に保健所に引き取りに来てもらうと言っていた。

「そうするとどうなるの?」
「いらないんだもの、しょうがないでしょ。殺してもらうの。」

必死で頼んだ。

私が世話をするから殺さないでほしいって。


この犬にとっては、保健所の方が幸せだったに違いない・・・


炊飯器の中で冷たく固まった白いご飯を、ほぐす事もなく器にあけ、食べないと脇腹を蹴ってたなぁ。

遠心力で振り回して楽しんでたし。

草を食べてるのを見つけて、お菓子のように無理に食べさせてた事もある。

あまり世話をしなかったのに、他人からはよく褒められた。

毛並みが良いとか、あまり吠えない大人しい犬だとか。

散歩は、公園につないで私が遊んでた。


虐待しまくった結果、捨てた。

高校3年の時、一家で夜逃げのように家を出て、捨ててきた。

だいぶたってから、用事があって父が家にそーっと行った時、くさりにつながれたままの痩せ細った犬を見つけたそうだ。

不憫に思って、くさりを外し、加工肉をたくさん置いてきたけど、縁の下に潜ってしまったと。


生涯、動物を飼う事はないだろうと後悔していたのに、38歳で猫を飼った。

可愛くて可愛くて仕方なくて、反面、犬に申し訳なくて、葛藤しまくりだった。


動物と人間は別だけど、感覚が似てる気がする。

今まで申し訳ない事ばっかりやってきて、今後は改めますって・・・

都合よくない?


もし過去に戻れるなら、何歳の時がいい?

なんて質問に出くわす事があるけど、私は思い出したくもない。

戻りたくもない。


許しをこう「懺悔」・・・

許してもらえるような過去じゃないから「後悔」なのかな・・・

こんな私は幸せを望んでいいんだろうか・・・



今日もよろしくお願いします m(_ _ )m


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