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 JR西日本は、春のダイヤ改定で京都駅と城崎温泉駅を結ぶ特急「きのさき」を朝の時間帯に増発すると発表した。府交通政策課によると、観光客などの府北部での滞在時間を延ばすため、JR側に早朝に京都駅を出発する特急を求めてきた。

 ダイヤ改定は3月14日。増発する特急は、京都駅を午前7時32分に出発。綾部は同8時38分、福知山は同8時47分に到着。北近畿タンゴ鉄道に乗り換えれば宮津に同9時20分、天橋立は同9時半に到着が可能だ。また、福知山と新大阪を結ぶ特急「こうのとり」も午後8時台に増発。さらに、京都駅を発着する山陰線の一部特急で、所要時間を1~4分短縮する。

 山田啓二知事は「『海の京都』事業をはじめ、大型クルーズ船の寄港、北近畿タンゴ鉄道の上下分離など、府北部での地域活性化の取り組みが実を結んだ」としている。