円安倒産:昨年急増345件 中小零細に輸入原料高騰響く
毎日新聞 2015年01月07日 18時26分
帝国データバンクは7日、2014年に円安が打撃となって倒産した企業の数(負債1000万円以上)が前年(130件)の約2.7倍の345件に上ったと発表した。負債の総額は1633億9600万円。輸入原材料価格の上昇やこれに伴う仕入れ価格の高騰が、中小零細企業を中心に経営の重しとなった。
都道府県別では、東京都が90件で最多。これに大阪府の41件、北海道の39件が続いた。鳥取県を除く46都道府県で円安関連倒産が発生している。
業種別では運輸・通信業が96件で最も多く、卸売業が80件、製造業が66件などとなった。(共同)