弓道の増渕敦人選手は、かつて9割を超える的中率を誇り、
29歳で天皇杯を史上最年少優勝。
40~60代が最も充実すると言われる弓道の常識を覆した。
しかし翌年、矢を全て的中させたにもかかわらず、予選敗退。
理由は「単なる的当てで弓道ではない」というものだった。
弓道の本分は、極限の緊張の中で心や体の乱れに打ち克つ精神性にある。
増渕選手は、的中率は高くても入場から退場までの所作で
大きく減点されたのだ。
以来、己に足りないものは何か?20年以上探究し続けた増渕選手が
たどりついたのは、正しい所作ができれば無理なく弓を引けるというものだった。
51歳になった今年、再び頂点を目指し天皇杯に挑んだ増渕選手。
弓道を究める壮絶な闘いを見つめる。
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2014年10月11日(土)
午前0時00分~午前0時44分(10日深夜)
2014年10月14日(火)
午後5時00分~午後5時44分
2014年10月16日(木)
午前1時30分~午前2時14分(15日深夜)