福島県のニュース
表示したい都道府県を最大2つまで登録することができます。
- 未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。
- 登録したい都道府県を地図から選択します。
- 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。
※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。
パナ福島工場デジカメ打ち切り
大手電機メーカーの「パナソニック」は、赤字が続くデジタルカメラ事業の生産拠点を再編するため、福島市にある福島工場での生産を打ち切ることを明らかにしました。
およそ300人の従業員について、パナソニックはほかの工場などへの配置転換を図るとしています。
デジタルカメラ事業の打ち切りが決まったのは福島市太平寺にあるパナソニックの福島工場です。
年間140万台を生産していたデジタルカメラ事業をことし5月末までに打ち切り、生産拠点を山形県天童市と中国・アモイにある2つの工場に集約する方針を決めました。
デジタルカメラの製造に携わる福島工場のおよそ300人の従業員についてパナソニックではほかの工場などへの配置転換を行い、雇用の確保を図るとして9日から従業員への説明を始めているということです。
パナソニックのデジタルカメラ事業はスマートフォンの普及で市場が縮小していることなどから昨年度まで2期連続で営業赤字が続いていて、事業の立て直しが課題となっていました。
福島工場では3年前から新たに野菜の栽培や販売なども行っていて、パナソニックは今後も農業ビジネスの拠点として稼働を続けるとしています。
パナソニックは、「国際的な市場環境が急激に変化するなか、競争力の強化を図るため生産拠点の再編を決めた。従業員の意思を尊重しながら、労使協議を進めていく」としています。
福島市の小林香市長は「工場は地域経済を担い、今後も市勢の伸展に大きく貢献すると確信していただけに、生産機能の移転は地域全体にとって大きな衝撃であり地域住民に与える影響は計り知れない。
従業員や家族の生活を守るため、パナソニックに対し工場の継続的な事業展開と雇用の確保について強く求めていく」とコメントしています。
01月09日 22時20分