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“NINJAは伊賀”世界にPR 6月からミラノ博に出展

忍者ショーを披露する「阿修羅」=伊賀市の伊賀流忍者博物館で

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 伊賀市のイタリア・ミラノ国際博覧会への出展について、六月二十八日〜三十日に「伊賀流忍者の精神と食文化」のテーマで実施することが決まった。市が海外で本格的に「忍者」を売り出すのは初めて。担当者は「本家は伊賀だと世界にアピールしたい」と意気込む。

 市が日程や概要などを明らかにした。海外でも「NINJA(ニンジャ)」として人気が高く、忍者を前面に押し出して日本館のイベント広場で世界に向けて伊賀を発信する。

 市中心部の伊賀流忍者博物館などでショーをしている伊賀忍者特殊軍団「阿修羅」が一日六〜七回、十分ほど演舞を披露。阿修羅も出演した伊賀忍者紹介DVDも放映する。

 忍びの者の携帯食だったと言われる名物の硬い菓子「かたやき」を来場者に一枚ずつ配布。袋に英語とイタリア語での市の紹介を印刷し、伊賀忍者のHPに誘導する仕組みを取り入れる。

 「忍者を育んだ土地の食」として、伊賀酒や漬物、和菓子を試飲、試食してもらう。伊賀酒の試飲は伊賀焼のおちょこを使う予定。組みひもの食卓用敷物なども展示し、地元の特産物をアピールする。岡本栄市長は「これからの伊賀を世界に打って出るきっかけにしたい」と意気込んでいる。

 外国人観光客誘致のため、伊賀上野観光協会や阿修羅は積極的に海外での売り込みを図っている。

 (中山梓)

 

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