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三菱東京UFJ タイの業務を買収の銀行に統合1月5日 15時43分
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三菱東京UFJ銀行は5日からタイでの業務を買収したアユタヤ銀行に統合させ、今後、取引先の日系企業にタイの企業を紹介し東南アジアでの事業を強化することにしています。
三菱東京UFJ銀行は東南アジアでの事業拡大に向け、おととし12月、タイで5番目の資産規模を持つアユタヤ銀行を、およそ5300億円で買収しました。
これを受けて三菱東京UFJ銀行のタイの業務はアユタヤ銀行に統合されることになり、5日、記念の式典が行われました。
三菱東京UFJ銀行ではタイで取り引きしている4000の日系企業にアユタヤ銀行の取り引き先を紹介し、企業どうしのビジネスを支援することにしています。
統合後のアユタヤ銀行の貸出額はおよそ3兆8000億円と、タイの大手銀行に近づく規模となり、三菱東京UFJ銀行では、ことし12月に発足するASEAN経済共同体に向けて、タイを拠点に事業を拡大することにしています。
また、三菱東京UFJ銀行のタイの顧客はアユタヤ銀行の600以上の店舗網で送金などの決済ができるようになりました。
5日統合したアユタヤ銀行の後藤謙明頭取は、「取引先の4000社の日系企業の70万人の従業員の方々に、これまでできなかった金融サービスを提供できるようになる」と述べて、統合のメリットを強調しました。