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不倫が細野を強くした 民主代表選3候補インタビュー

2015年1月10日6時0分  スポーツ報知
  • 18日の民主代表選を前に、意気込みを色紙に記した(左から)岡田氏、細野氏、長妻氏

    18日の民主代表選を前に、意気込みを色紙に記した(左から)岡田氏、細野氏、長妻氏

 18日投開票の民主党代表選に立候補した長妻昭元厚生労働相(54)、細野豪志元幹事長(43)、岡田克也代表代行(61)=届け出順=の3氏が9日、個別にスポーツ各紙のインタビューに応じた。細野氏は2006年の女性スキャンダルについて言及。「あの時は政治家として限界かと思ったが、ここで終わっていいのかと思い、乗り越えられた」と語った。(北野 新太)

 9年も前のスキャンダルを蒸し返されても、細野氏は動揺も怒りも見せず、笑顔で応じた。「あの時は政治家としては限界かなと自分では思いました。思って、自分でも(辞職を)考えたんですけど、いくつかのやりたいことがどうしても捨て切れなかった」。当時抱いた葛藤を振り返った。

 2006年9月、写真週刊誌が女性キャスターとの不倫を報道。大騒動に発展した。党のホープとして注目されていた細野氏は政調会長代理を辞任。その後は、自ら語ることはなかったが、今回、野党第1党の党首を目指す立場の責任感からなのか、質問を避けずに答えた。「自分でも考えに考えました。しかし、20年前の阪神・淡路大震災(でボランティアに従事したこと)が政治をやる上での原点で、そういったことをやりたいと思っていたのに、ここで終わっていいのか、というのがすごくあった。だから乗り越えられました」

 スキャンダルの反省を踏まえ、再出発した細野氏は、原発担当相、党幹事長などの要職を歴任。そして今回、若手の代表として世代交代を目指して代表選に出馬した。「挫折のない人生と思われているんですけど、高校受験も大学受験も失敗して、人生でいろんな失敗をしている。失敗は後悔しても、もう時は過ぎてしまっているので、これからどうするかですよね。そうやって生きてきたのが、私の前向きというか楽観的なところなんでしょう」

 最近では母校・京大から初のプロ野球選手となったロッテ・田中英祐投手にも刺激を受けたという。「僕みたいに法学部なら勉強を放っておけるけど(笑い)、工学部で勉強できて150キロ近いストレートを投げてドラフト2位指名されるなんてすごい。今しかないと思って挑んだ勇気ある決断。頑張って成功してもらいたいですね」とエールを送った。

◆長妻氏 「ミスター年金」の異名で知られる長妻氏は、新たな異名襲名の意欲について「ミスター融和ですかね。民主党も代表選の後に融和していけたら」と回答。最近印象に残った出来事を「サザンの紅白出場」と挙げると「大学時代はバンドでボーカルをやっておりまして『ラチエン通りのシスター』をよく歌っていました」と意外な過去を明かした。

◆岡田氏 2005年以来、10年ぶりの代表返り咲きを目指す岡田氏は、当時、話題となった趣味「カエルグッズ収集」について「海外に行った時は買うようにしてます」と、今も継続中だと話した。「カエルはかわいらしいし変態する。見てると楽しいじゃないですか」と魅力を語ると、同じ緑色のスポーツ報知のゆるキャラ「Ho!さん」のぬいぐるみストラップを見て「耳が長すぎるよね」と注文。「丸い耳にしたらどうですか?」と、カエル風にデザインを変えることを提案していた。

【細野氏の女性スキャンダル】 2006年9月、写真週刊誌「フライデー」が細野氏とフリーキャスターとの不倫デートと路上キス写真を掲載。細野氏は「軽率だったと深く反省しています」とし、支援者、女性、党関係者らに謝罪。キャスターはテレビのニュース番組を降板した。

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