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【スポーツ】<首都スポ>明大 20季ぶり3冠2015年1月10日 紙面から ◇インカレ・アイスホッケー決勝
第87回日本学生氷上競技選手権(インカレ)のアイスホッケーは9日、北海道釧路市の日本製紙アイスアリーナで決勝を行い、明大が東洋大に3−2で競り勝って4大会ぶり29度目の優勝を果たした。春の関東大学選手権、秋の関東大学リーグに続く3冠は2008年度の東洋大以来で、明大としては1994年度以来20季ぶりの快挙。3位決定戦は中大が関大に5−3で逆転勝ちし、1〜3位をすべて関東勢が独占した。 試合終了のブザーが鳴った瞬間、選手たちがスティックを、グローブを宙に投げ上げた。ベンチからなだれ込んできた仲間と次々に抱き合い、黄色と紺の大きな輪ができる。大学アイスホッケー最大のタイトル・インカレを勝ち取り、今シーズン参加した公式大会をすべて制し3冠。明大はその味わいに酔った。「このチームの主将になれて良かったと思いました。最後みんなが笑ったり泣いたりしているのを見て最高にうれしかったです」と、大会MVPにも選ばれた主将のDF梶原聡人(4年・清水)は目をうるませた。 試合の流れを作ったのは、栃木県日光市出身のFW大津晃介(3年・日光明峰)だ。第1ピリオド(P)残り10分33秒、自軍が反則で1人少ない状況からスピードで飛び出し、絶妙のパス出しでFW大椋舞人(3年・白樺学園)の先制点をアシストした。同残り6秒には、GKの右肩口を狙ったスラップショットで自ら追加点を挙げた。 「きょうは今大会で一番調子よかったです。自分はプレッシャーがかかったり期待されたりするほどいいタイプだと思うので、決勝は最高でした」と、大津は満面の笑みだ。抜群のスピードを持つ切り込み役がからんだ2ゴールで、明大は硬さが取れて波に乗った。 3−2と追い上げられて迎えた第3Pは守備勢の出番だ。前線からFW陣が積極的に動いて焦る東洋大にプレッシャーをかけ、最後は梶原らDF陣が締めた。最後は6人攻撃もしのぎきった。 「1点差でも最後まで点を取りにいく明大らしいホッケーができたからこそ、守り切れた」と、梶原は胸を張る。3冠は最後まで自分たちのスタイルを貫いた結果でもあった。 明大は大津、大椋らFW陣の多くが3年生。連続3冠の可能性も十分にある。「3冠はすごいことだと思います。プレッシャーもあると思いますけど、来年も必ず前に出て先輩たちと同じ結果を残したいです」と大津。明大はここから黄金時代をスタートさせそうだ。 (藤本敏和) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中 PR情報
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