中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 大相撲 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大相撲】

逸ノ城 初日いきなり遠藤戦

2015年1月10日 紙面から

ダンベルを使って稽古する逸ノ城=埼玉県川口市の湊部屋で(永井響太撮影)

写真

 スピード出世で注目を集める関脇逸ノ城(21)=湊=は初日に遠藤、2日目に安美錦と顔を合わせることが取組編成会議で決まった。歴代最多となる33度目の優勝を狙う白鵬は初日に栃煌山、2日目は栃ノ心。鶴竜は高安、宝富士、日馬富士は栃ノ心、高安の順に対戦する。大関陣の初日は稀勢の里が宝富士、4度目のかど番となった琴奨菊は照ノ富士、初のかど番を迎える豪栄道は勢。十両以上に初日からの休場はない。

 報道陣から遠藤との対戦を知らされた逸ノ城がニヤリとした。

 「遠藤の方がやりやすい。横綱はちょっときついっす。初日(の対戦)は予想していなかった」

 新関脇だった先場所は、初日に横綱日馬富士が相手だった。それに比べたら楽勝とでも言わんばかりの表情を浮かべた。

 本場所で初顔合わせだが、戦ったことはある。昨年10月の全日本力士選士権。逸ノ城は寄り切りで遠藤に勝った。

 「初日に勝てると楽になる。立ち合いを思い切りいきたい。相手は(体が)柔らかいので、まわしを取っていければいい」

 出会いは相撲留学していた鳥取城北高2年で、日大の合宿に参加した時だった。大学2年の遠藤に比べて当時の逸ノ城は、まだ力不足で稽古できなかった。だからこそ本場所での戦いを待ち望んでいた。

 新十両のころから逸ノ城は「遠藤と対戦したい」と口にしてきた。この日の稽古では両肩、腰、両太もも裏、両ふくらはぎに医療用テープを貼っていたが、5日の出稽古で痛めた右肩も「だいぶいいと思う」と回復も順調だ。今や番付も逆転。注目の初対決を制して、波に乗る。 (永井響太)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ