立てこもりのパリ食品店に警察突入、容疑者ら5人死亡 4人重傷

仏パリ東部のユダヤ教系食料雑貨店で起きた人質事件で、フランス警察の特殊部隊に付き添われて店を離れる人質。写真右端には子どもの姿も（2015年1月9日撮影）。

【AFP＝時事】（一部更新、写真追加）仏警察は9日、武装した男が人質を取り立てこもっていたパリ（Paris）東部ポルトドバンセンヌ（Porte de Vincennes）のユダヤ教系食品店に突入した。治安当局筋によると容疑者を含む5人が死亡、4人が重傷を負った。

【写真】突入・人質救出の瞬間、爆発も

　少なくとも1人の容疑者が人質を取って立てこもっていた店内に警察が突入すると、現場では銃声が鳴り響いた。店からは直後に数人の人質が救出された。

　人質には3歳の幼児も含まれていたが、この幼児の祖母によると無傷で助け出されたという。死傷者が突入に伴い発生したのか、立てこもりの段階で発生したのかは不明。

　警察は、2人目の立てこもり犯がいた可能性があるとみて、捜索を続けているもようだ。現場のAFP記者によると、付近の通りや公園では夕闇の中、武装した警察官数十人が捜索活動を展開している。【翻訳編集】 AFPBB News