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風邪知らずの体は腸が作る。腸の免疫力がアップする4つの栄養素

気温が急激に下がる冬は、一年の中でヒトの免疫力が最も低下する季節だといわれています。風邪をはじめとする感染症が冬場に流行するのも、外気の乾燥だけが理由ではありません。低気温で体温が下がることで免疫力が低下して、夏に比べると体内の水分量も少なくなりがちなため、喉や気管支の粘膜が傷みやすくなってウイルス感染を起こしやすくなってしまうのです。

そもそも免疫力とは、病原菌などから体を守るシステムです。その要となるのが「腸」であり、免疫細胞の約60%は小腸に集中しています。つまり小腸の免疫力をアップさせれば、冬場の風邪や感染症にもかかりづらくなるということ。そこで今回は、小腸の免疫力を高める食生活のヒントを紹介します。注目すべきは次の4つの成分・栄養素です。

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●乳酸菌

腸内環境を左右するのは、善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランス。乳酸菌などの善玉菌が増えると、老廃物が追い出されて腸内がスッキリきれいにお掃除されます。免疫力アップのためには、納豆、味噌、漬物などの植物性乳酸菌や、ヨーグルトやチーズなどの動物性発酵食品を積極的に料理に取り入れましょう。食物繊維と一緒に摂取すると効果的。

●β‐グルカン

シイタケ、舞茸、エリンギなどのキノコ類を食べると、キノコ類に多く含まれるβ‐グルカンが小腸のパイエル板というリンパ球が集合した組織を刺激して、免疫力がアップすることがわかっています。小腸、ひいては全身の免疫を活性化する際に大きな役割を果たすパイエル板は、近年注目が集まっている免疫組織です。

●トリプトファン

必須アミノ酸のトリプトファンは、腸がスムーズに働くために必要なセロトニンの原料。トリプトファンはマグロ、カツオなどの魚介やレバーなどの肉類、白米、鶏卵などさまざまな食品に含まれています。体内で合成することはできませんが、バランスのよい食生活を心がければ自然と摂取することができます。

●グルタミンとグルタミン酸

いずれもトリプトファンと同じアミノ酸の一種ですが、役割はそれぞれ異なります。グルタミンは小腸が機能するための主要なエネルギー源として、グルタミン酸は小腸の粘膜のエネルギー源として使われます。グルタミンは魚介類や大豆食品などに、うまみ成分であるグルタミン酸は昆布などに豊富。豆腐の味噌汁ならどちらも一緒に摂ることができます。

「毎年冬になると風邪を引いてしまう」という人は、自然治癒力がダウンしているのかも。食生活を改善して腸の免疫力を高めることで、病気にかかりづらい体を手に入れましょう。


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