Updated: Tokyo  2015/01/10 01:13  |  New York  2015/01/09 11:13  |  London  2015/01/09 16:13
 

12月の米雇用者数は25.2万人増、失業率5.6%-平均時給は減少

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  (ブルームバーグ):昨年12月の米雇用統計によると、雇用者数の伸びは市場予想を上回り、失業率は5.6%に低下した。2014年通年では雇用者数の伸びは1999年以降で最大となった。

米労働省が9日発表した昨年12月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比25万2000人増加した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は24万人増。前月は35万3000人増に上方修正された。

家計調査に基づく失業率 は5.6%(前月5.8%)に低下し、08年6月以来の低水準。市場予想は5.7%への低下だった。

雇用者数は14年年間では295万人増となり、過去15年で最大の伸びとなった。

ただ12月は、平均時給が前月比で0.2%減の24.57ドルと、比較可能な06年以降で最大の落ち込みとなった。前月は0.2%増だった。12月は前年比では1.7%増で、12年10月以来の低い伸びにとどまった。

JPモルガン・チェースの米国担当チーフエコノミスト、マイケル・フェロリ氏は「雇用は継続的かつ着実に伸びている」と指摘。「米経済成長にしっかりとした勢いがあることを示す内容だ。諸外国でこのところ同じような勢いが見られるところはそう多くない。今回の雇用統計で奇妙なのは平均時給が減少したことだ」と続けた。

事業所調査を項目別に見ると、建設部門が12月に4万8000人増と大きく伸びた。製造業部門は1万7000人増えた。 

一方、家計調査に基づく労働参加率は62.7%と、前月の62.9%から低下した。

統計の詳細は表をご覧ください。

原題:December Employment Gain Caps Best Year for U.S. Since 1999 (1)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Shobhana Chandra schandra1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先: Vince Golle vgolle@bloomberg.net; Carlos Torres ctorres2@bloomberg.net 千葉 茂

更新日時: 2015/01/10 00:40 JST

 
 
 
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