社会
先天異常発生率 県内と全国で大きな差なし
(福島県)
原発事故後に生まれた赤ちゃんの先天異常の発生率について、全国と県内の平均値に大きな差がないことが県立医大などの調べでわかった。県立医大の妊婦に関する調査によると、子どもに心臓奇形やダウン症など、先天異常があったと答えた県内の妊婦の割合は、約2万2,000人の回答のうち、2011年度が2.85パーセント、2012年度が2.39パーセント、2013年度が2.35パーセントだった。
日本産婦人科医会の調べによると、全国200弱の医療機関の先天異常発生率は2.34パーセントで、県内の数字と比較すると、大きな差が見られないことがわかった。
県立医大の藤森敬也教授は「これからも客観的なデータを積み重ねていきたい」と話している。
[ 1/9 20:12 福島中央テレビ]