photo by ...ven y siente el RUIDO !
どうも、ジャストなファミコン世代です。以前から書きたいと思いつつ、まとまらずに放置していたファミコンネタ。しかしこの流れなら書ける…!(笑)以下、当時小学校高学年だった少年のファミコン思い出話です。本当にただの思い出話です。温かい目で見てください。なお、かれこれ30年程前の話なので、多少記憶があいまいなところもありますがご容赦ください。ま、雰囲気ということで。
ファミコンはなかなか手に入らなかった。
私はファミコンを誕生日に買って貰う予定だったのですが、当時(1980年代中盤)は爆発的な人気で、どの玩具店に行っても本体は売り切れ中。来る日も来る日も新聞のチラシで玩具店の入荷情報を探すのですが、ソフトの掲載はあれど本体の販売情報はほとんどありませんでした。そんな中、ようやく見つけたのは「中川ムセン(無線)」の通販チラシ。親に頼んで電話注文をしてもらって、ようやく手に入れることができました。ただ、注文してからも届くまでに結構時間がかかったような記憶があります。本当に品薄だったのでしょうね。
本体はソフトとの抱き合わせ販売だった。
しかし当時は本体人気にかこつけて、ソフトとの抱き合わせ販売が当たり前でした。本体を購入するために、販売店提示のソフトを2~3本選ばなければならないのです。私はゲームが出来れば何でも良かったのですが、モヤモヤした消費者も多かったのではないでしょうか。その時私が購入したソフトは、確か「ドンキーコングJr.」「クルクルランド」だったと思います。「クルクルランド」、知ってる?
ゲームハードの選択肢は2つあった。
余談ですが、ファミコン以外のゲームハード選択肢として、セガの「セガマークⅢ」がありました。シューティングゲーム「ザクソン」などのCMが印象に残っています。「ファミリー」を冠したファミコンに比べて若干尖ったイメージのあるセガですが、こちらを選んだ子どもは周りに同ハードの所有者がほとんどいないため、ゲームの貸し借りができずにちょっとかわいそうでした。
土・日にゲームをする時間は早朝だった。
私がゲームをする時間は、平日は夕方でしたが、土・日は早朝でした。なぜかって?テレビが1台しか家になかったからです。しかも14インチ・リモコン無し。土日は家族が家に揃っているため、日中、私だけがゲームのためにテレビを占有するわけにはいきません。必然的に5~6時ぐらいに早起きしてゲームをしていました。早朝からゼビウスのバキュラを破壊するために必死でボタンを連打していた記憶があります(バキュラの256発破壊はガセネタのようでしたが)。今やテレビは一人一台の時代ですが、一家に一台が当たり前の時もあったのです。
愛読書は「ファミリーコンピュータMagazine」。
もちろん愛読書は「ファミリーコンピュータMagazine」。通称「ファミマガ」です。ゲームソフトは年に1、2本ぐらいしか購入できなかったので、雑誌を見ながら次に買うソフトを厳選していました。「ウル技(ウルテク)」という、読者から投稿されたテクニックや裏技を掲載したコーナーで、「ウソ技(ウソテク)」という編集側が一つだけ紛れ込ませたウソのテクニックを探すのも楽しかったですね。徳間書店さん、お世話になりました。
初めて発売日に買ったソフト。
そんな雑誌を目を皿のようにしつつ眺めていましたが、その情報を見て「これを絶対発売日に買おう!」と決めたソフトがありました。ジャレコの「フォーメーションZ」です。戦闘機に変形できるロボットが主役のシューティングゲーム。当時、変形ロボットが主役のゲームはほとんど無かったのではないでしょうか。ロボット大好き小学生、まんまと食いついてしまいました。そして発売日当日、チャリンコを飛ばしてオモチャ屋へ。さてゲームの出来は…。うん、まあまあおもしろかったですよ(笑)。体験版など無い時代なので、今から思えばゲームの購入はかなりのギャンブルでした。
先見の明があった友人。
ファミコン購入から1~2年後だったでしょうか。友人が「俺、このソフトが出たら絶対に買うんだ!」と教えてくれたソフトがありました。そう、「ドラゴンクエスト」です。今やシリーズナンバーも「10」まで続く怪物ソフト。人気漫画家・鳥山明氏がキャラクターデザインをすること、斬新なコマンド入力式のRPGということで話題を集めていました。しかしこれまでに類を見ないタイプのゲーム。私はその魅力が今ひとつわからなかったのですが、その後2・3と続く「ドラクエフィーバー」は御存知の通り。今ふりかえれば「ドラクエがおもしろそう!」と言っていた友人は、実に先見の明があったと思うのです。
その他ソフトの思い出。
もうすぐ終わります(笑)。それから数年間、色んなソフトを買ったり借りたり、友達の家でやったりしましたが、一番記憶に残っているのはコナミの「グーニーズ」。これも発売日に並んで買ったなぁ…。映画とは全然別物でしたが、冒険している!という感じが楽しかった。あと先述の「ゼビウス」始め、ナムコのゲームは総じてレベルが高かったのではないでしょうか。ちょっとミスっただけで主人公がお亡くなりになる伝説のソフト、アイレムの「スペランカー」は、5周ほどしたのがささやかな自慢。なお買って後悔したソフトは「アストロロボ・SASA」です。
そしてスーファミへ。
そして1990年発売のスーパーファミコンへ。表現的にやや立体的になり、色鮮やかになったスーファミのゲームに興奮したことを覚えています。が、それはまた別のお話。現在はあまりゲームをしなくなりましたが、こうやって振り返ってみると成長期に受けた影響って実に強烈ですね。そしてこの正月に甥っ子(3歳)が3DSをしているのを見て時代の変化を感じると共に、自分が歳をとったことをつくづく実感しました(笑)。
というわけで、私の「ファミコンの思い出」でした。何の役にも立たないエントリーですが、当時熱狂的だったファミコンブームの一つの記録としてご覧いただければ幸いです。多分ファミコンに思い入れのある方も多いと思いますので、そんなことを書いたエントリーももっと見たいものです。次の「旬のトピック」は「ファミコン世代」だ!以上、長々とお付き合いただきありがとうございました。