自民・二階氏、訪韓メンバー1000人募集

来月14日、旅行代理店団体の訪問団を引率
両国の観光活性化狙い

 日本の与党・自民党の二階俊博総務会長が、来月14-16日に最大1000人の訪問団を率いて来韓する。

 日本全国の旅行代理店による団体「全国旅行業協会」の会長を務める二階氏は今回、同協会に所属する旅行代理店5500社を対象に、1000人を目標として訪問団メンバーを募集している。

 二階氏は今年、韓日国交正常化から50周年を迎えるに当たり、両国の観光や民間交流の活性化を念頭に、このようなイベントを企画した。訪問団は韓国の旅行代理店と会合を行い、旅行商品についての相談会などを開催する予定だ。円安によって日本を訪れる韓国人観光客が急増している一方、韓日関係の悪化などにより、韓国を訪れる日本人観光客は急減している。

 衆議院議員に11回当選した二階氏は、自民党内の代表的な親韓・親中派の政治家で、安倍晋三首相の右傾化政策に対しては批判的だ。

 二階氏は今月7日に記者会見を行い「(韓日両国の関係改善を)政府間の話し合いだけに任せるのではなく、国民の交流をさまざまなレベルで続けていくことが重要だ」と述べた。二階氏は公明党などほかの政党の政治家にも今回の訪韓団への参加を呼び掛けている。また、二階氏は今年4月、同じく大規模な訪問団を率いて中国を訪問する予定だ。

東京=車学峰(チャ・ハクポン)特派員
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