トップページ国際ニュース一覧スウェーデン モスク襲撃相次ぐ
ニュース詳細

スウェーデン モスク襲撃相次ぐ
1月3日 23時49分

中東などから移民や難民を大勢受け入れてきたスウェーデンでイスラム教のモスクを狙った襲撃事件が相次ぎ、警察は移民の排斥を訴える者による犯行の可能性があるとみて捜査を進めています。

スウェーデンの都市ウプサラで1日、モスクに火炎瓶のようなものが投げ込まれたうえ、建物の壁に「帰れ」と落書きされる被害が出ました。
けが人は出ませんでしたが、スウェーデンでは去年の年末から各地で、モスクに火が放たれたり、窓ガラスが割られたりする事件が相次いでいます。
スウェーデンは、内戦が続くシリアからの難民5万人以上を受け入れるなど、中東などからの移民や難民の受け入れに寛容な政策をとってきましたが、国民の一部の間で移民排斥を訴える声が高まっています。
警察は、今回の一連の事件は移民排斥を訴える者による犯行の可能性があるとみて捜査を進めています。
一方、首都ストックホルムでは2日、イスラム教徒への連帯を示す集会が行われ、現役の閣僚など数百人が参加しました。
閣僚の1人は「モスクへの攻撃は人々を恐怖に陥れることを狙ったものだ」と事件を非難し、移民に寛容な社会の継続を呼びかけました。
スウェーデンでは、去年9月の議会選挙で移民の規制を強く訴える極右政党が第3党になっており、移民や難民の受け入れを巡る議論が激しくなっています。

関連ニュース

k10014410481000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ