| |
| |
| |
| |
「RAV4」が20周年だった
1月といえば成人式である。昨2014年、「いつかいつか」と思いながら、書くタイミングを失ってしまった20歳のクルマがあった。「トヨタRAV4」である。
新成人の定義を調べると「年度内」だ。それに甘えさせてもらい、2015年最初の「マッキナあらモーダ!」は、RAV4のお話を少々。
RAV4の20周年をつい書きそびれてしまったのには、理由がある。ボクが住む欧州では、トヨタ・モーター・ヨーロッパがプレスリリースを配信する程度で、あまりそれを盛り上げなかったからである。
こちらでは、大きな記念年は25年、欧米人が好きな「クォーター」単位だ。したがって、20年はまだ道半ばと判断したことは想像に難くない。
ただし欧州はRAV4にとって、誕生のキーとなった場所である。
1989年の東京モーターショーで参考出品されたコンセプトカー「RAV-FOURコンセプト」は好評を博し、1991年に開発計画にゴーサインが下される。しかし量産の対象とはされなかった。「コンパクトSUV」というジャンルが、市場に存在し得るかどうか、経営陣の誰もが判断しかねたからであった。さらに不幸なことに、開発計画は一旦休止されるまでに至った。
そうしたなか販売サイドから、コンパクトSUVを期待する空気が高まっていることを示唆された。その「販売サイド」とは日本と、そしてヨーロッパだったのだ。かくしてRAV4の開発計画は、再開された。
予想は的中した。1994年、発売初年にもかかわらず5万3000台のRAV4が全世界で売れた。翌1995年にその数は3倍に達し、2013年には発売年の10倍の販売を記録した。今日までに世界で販売されたRAV4は500万台以上にのぼる。うち約130万台がヨーロッパで売られ、現在もその9割以上が現役で路上を走っているという。欧州におけるトヨタにおいて、RAV4はヒット車種のひとつとなった。
- PAGE 1 > 「RAV4」が20周年だった
- PAGE 2 > ふたりのアーティストに聞く
- PAGE 3 > 貴重な「日本の得意技」だった
大矢 アキオ
コラムニスト。国立音楽大学卒。二玄社『SUPER CG』編集記者を経てイタリア在住。現在、雑誌、webのほか、ラジオ、テレビでも活躍中。特にNHK『ラジオ深夜便』における、0時過ぎの公共放送にふさわしくないにぎやかな語り口は、ヘビーリスナーの間でつとに有名。主な著書に『Hotするイタリア』(二玄社)、『カンティーナを巡る冒険旅行』、訳書に『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(いずれも光人社)がある。近刊は電子書籍『イタリア式クルマ生活術』 (NRMパブリッシング)。最新刊は『イタリア発シアワセの秘密 — 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(二玄社)。
マッキナ あらモーダ!
- 第379回:ボルボがモーターショー出展を3都市に集約 他メーカーへの影響は?
- 第378回:プジョー&シトロエン版より売れている! トヨタの欧州製「末っ子」がすごい
- 第377回:TOKIOの“東ドイツ化”を憂い、天然ヤングタイマー女子に萌える
- 第376回:小林彰太郎氏はナウかった! 没後1周年寄稿(後編)
- 第375回:小林彰太郎氏はナウかった! 没後1周年寄稿(前編)
- 第374回:熱烈日本ファンのスイス人が「トヨタiQ」を買った理由
- 第373回:イタリア製ジープは、SUV市場に新しい風を巻き起こすか!?
- 第372回:【Movie】これが人生!?
「シトロエンCX」デビュー40周年記念ミーティング - 第371回:パリサロン2014(後編)
「パリサロン」とかけて「吉祥寺」と解く、そのこころは? - 第370回:噂のネット配車ハイヤー「UBER」にパリで挑戦してみた