日本での紅茶といえば「ブランド」や「高級品」といった肩書きとパッケージデザインと知名度が商品購買において、非常に重要な要素になります。
ブランド重視の消費者は少なくないにもかかわらず、パッケージなどにこだわらずに、茶園物のみのノンフレーバーしか飲まない方々も特に紅茶通には多いです。
特にダージリンやディンブラ、ヌワラエリヤ、アッサム、ニルギリはブレンドものより、圧倒的に茶園物のほうがおススメです。例えばダージリンエリアのキャッスルトンやジュンパナなどが有名ですね。
同じダージリンでもファーストフラッシュ、セカンドフラッシュ、オータムナルではかなり味が異なります。
ファーストフラッシュでも茶園によるバラツキは激しいですが、緑茶に似た風味のあるものから、花のようなものまで、またセカンドはマスカテルフレーバーが際立ち、オータムはやや香ばしい中にも繊細さがあったり。
では、日本で特に人気のある「マリアージュ・フレール」と「ルピシア」について触れてみましょう。
日本人が大好きな「おフランス」。「お」をつけたくなるほどお上品なイメージが先行していますよね。とまあ、本当は不潔な日常も多くて、移民だらけ、質素な面も多いです。。。フランスなんて華やかな面は一握りでしょう。
「高級品」「優雅」などなど、日本のマリアージュファンはこのようなイメージを抱いてますよね。実際、本国フランスでは日本の価格の約3分の1〜2分の1で販売されています。※サマーティーなど、現地と差額がほぼない商品もありますが。
マリアージュは年々派手な色使いの缶で商品を販売したり、紅茶自体を押すのではなく、パッケージである缶を大々的に押しています。(ごめんなさい、私はケバいフォ○ョンが苦手です。)コレクターも多いし、女性はカラフルなものに目がないから?
社長がタイ出身の方なので、毎年、干支の紅茶を出したり、東南アジア系のフレーバードを出したり、フランスっぽくない紅茶作ってますよね?
本来、紅茶消費量が多いのは、イギリス、アイルランド、インド、スリランカ、トルコ、イラン、UAEなど中近東諸国などで、東南アジアは全然低いのです。タイなんかでは、紅茶はせいぜい「チャーイェン」という着色された甘いアイスミルクティーくらいしか飲みません。まあ、日本をよくマーケティングした結果なのでしょう。
「カサブランカ」という有名なモロッコの地名の付いたフレーバードティーがありますが、もっと本来の紅茶文化が根強い中東を大々的にクローズアップしたブレンドか着香茶なりを出してみては?と思います。(アラビア語で「茶」と書かれた缶を作るだけでなく)
なので、マリアージュフレールは「フランス紅茶」なのですが、それほどフランス紅茶とまでは感じません。日本向けのマーケティング頑張っているアジア紅茶?でもマルコポーロなどの先代社長の時代からあるものは好きです。
続きまして、「ルピシア」。えっと、、、「ルピシア」とシンガポールの「TWG」はマリアージュフレールに憧れた人たちが真似から始めて、立ち上げたメーカーですよね。
特に「TWG」はかなり真似です。てか似非マリアージュフレール?
パッケージなんか似過ぎですし、トワイニングと間違えてしまう人だって多いし、会社作ってからまだ10年も経っていません。あの缶に記載されている数字「1837」でしたっけ??
あれにだまされてはいけません。あれ、会社の創業年ではありませんのでご注意ください。
でもここ、MFのトップを引き抜いただけあって、ブレンドと着香技術はルピシアをはるかに上回ります。
ルピシアについては有名ですね。「マリアージュ・フレールとルピシアの不思議な関係」で検索してみてください。
ルピシアはレピシエ時代からのレシピのまま、ブレンド&着香しているのは会社の都合上ですが、コストや他諸事情のために茶葉の等級がかなり落ちてますし、香料!わかる人にはわかります。イチゴガムやマスカットガム系と同じ合成香料です。材料が違うのに、同じレシピをもとに作っても、良いものができるはずがありません。
ルピシアは当たりハズレが激しいのに納得。着香茶の茶葉のみだと、かなり強烈な人工臭なのに、淹れた途端、香りが3分の1並に激減するなんて、市場に出す”商品”として、いかがなものかと思います。
フレーバードティーの分野ならば、リプトンやトワイニング、インドのディルマなど安くて美味しいものはいくらでもあります。ルピシアの茶園ものでは良いものもたまにあることも事実ですが。
下級の茶葉にガムの香りが着いた紅茶が50g550円〜950円。店舗運営費や日本の高い人件費のためにやむを得ないのでしょう。
最近、パッケージがかわいいことで人気の「クスミティー」もフランスの紅茶ですよね。
しかし、どれもこれもスパイスがごちゃ混ぜだったり、多種なフレーバーを混ぜすぎの商品が多い気がします。
社長のオレビ氏は元々のフランス人ではなく、”オレビ”という姓がコーランにあることから、中東あたりがオリジンの方だと思われます(あくまで推測)。なので、スパイス系をふんだんに使った商品が多いのではと思います。茶葉だと美味しいのですが、ティーバッグだと布の味がエグくて、紅茶自体も美味しく感じられません。クスミティーを楽しみたい方は、ぜひ茶葉でお楽しみください。
ここ数年?輸入食品店でのみ見かける「ジャンナッツ」。あれ「Janat」と書いて、フランス人の友人は読めないと言っていました。創業者のドレス(Dores)氏のスペルも「変だよ〜。これフランス人なの?」とニースの友達が疑問を感じていました。
フランスの紅茶ということならば、各地から輸入した茶葉をフランスか近隣国(欧州ではドイツやポーランドが多い)でブレンド&パッキングして日本へ輸出するわけですよね?フランスは日本より劇的に物価が安いわけでもないのに、なぜ日本のジャンナッツ紅茶は激安なの?!そこに疑問です。確かに、パリの住宅街にジャンナッツの小売店舗はありますが、こんなところに店を構えなくても。。。という廃れたところにあります。マリアージュやドゥ・マゴー、ラデュレは商業地区、それにふさわしいところで運営しているのに。
パッケージを見るとどうやら、スリランカで着香と梱包などの工程が行われているようですし、ジャンナッツジャパンという会社が販売する前は、某輸入食材店の姉妹会社が仕入れて卸していました。それなら、堂々とスリランカ紅茶、もしくは高品質な”メイド・イン・ジャパン”紅茶として販売すれば良いのでは?この会社の人もおフランスが好きなのでしょう。
辛口で恐縮ですが、ここの紅茶は渋い!エグイ!という感想です。言い過ぎですが本当ですもん。水質や抽出時間、茶器等を変えて試しても渋みとエグみが出ます。
色々と触れましたが、知名度が上がってしまって個人輸入ができなくなったり、日本からの注文が殺到して紅茶を楽しみづらくなることが嫌なので、本当に自分のお気に入りのメーカーは伏せます^^
メーカーにはこだわりませんが、「鮮度重視なメーカー」や、「ブレンド・着香技術が非常に優れているメーカー」といったところでしょうか。
基本的に茶園ものはインドやスリランカのメーカーから個人輸入しています。茶園ものは日本の紅茶店数店から、買うことも多いです。どの店もパッケージではなく、茶葉が売りなので必要最低限で素朴な装いです。なので、茶園ものを飲まれている方にとっては、前述のブランドや香料の話などは特に関係のないことです。
日本人は緑茶に馴染み深いので、ダージリンFFが好きな方が多い気がします。大きく分けると、ダージリン派かミルクティー派かな?!周囲の紅茶通はダージリンファンが多いですが。
良き紅茶よ!皆様に届け^^/
【日記の最新記事】
お客様にサロンでお出しする茶葉なのに低級とは、日本で経営しているTWGは恥ずかしく感じていないのかと不思議でなりません。シンブリはBOPの可能性が高そうですね。そして、オークションが下手なのかもしれません。豊かな香りが醍醐味なダージリンに着香なんてもってのほかです。
凍頂烏龍の注文を承ったにもかかわらず、福建省辺りの烏龍茶を出したのであれば大問題です。
いずれにしても、ダージリンも台湾ウーロンも淹れる温度が5℃でも違うと味と香りが違います。