ソウル=貝瀬秋彦
2015年1月8日21時34分
日本と韓国のハイレベル経済協議が8日、ソウルで開かれた。日本側は、韓国が実施している福島など8県の水産物輸入禁止措置の早期解除や、元徴用工の個人請求権をめぐる問題などで韓国側の善処を求めたが、具体的な進展は見られなかった。
日本側からは長嶺安政外務審議官が、韓国側は外交省の安総基(アンチョンギ)・経済外交調整官が首席代表として参加した。水産物について、韓国側は昨年12月に日本で現地調査をしたが、さらに検討が必要との考えを示したという。徴用工の問題については、裁判が進行中のため司法手続きを見守るとの姿勢を崩さなかった。
一方、今年が日韓国交正常化50周年にあたることから、経済の側面からいかにもり立てていくかについても議論したという。(ソウル=貝瀬秋彦)
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