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【大リーグ】

2015年米殿堂入り発表 R・ジョンソンら4人選出

2015年1月8日 紙面から

 身長208センチの長身左腕がスリークオーターぎみに投げ下ろす姿を覚えている人は少なくないだろう。「ビッグユニット(巨大物体)」の異名を取ったジョンソンさんは、投票権を持つ549人中最多の534票(97・3%)を集め、候補入り1年目で新たな勲章を手にした。「野球殿堂入りなんて、今まで考えたこともなかった。2001年のワールドシリーズ制覇が最も思い出深い」。記者会見でジョンソンさんは顔をほころばせた。

 マリナーズではイチローが入団する前に背番号51を着けてエースに君臨し、ダイヤモンドバックスでは右腕シリングとの両輪で世界一に。09年に46歳で引退するまでに5度のサイ・ヤング賞を受賞。303勝を挙げるまでに歴代2位の4875奪三振をマークした。ダ軍時代の04年には史上最年長の40歳で完全試合も遂げている。

 類いまれな長身は有利かと思われがちだが、ジョンソンさんは首を振った。「208センチの男が18・44メートル先に投げる難しさを分かる人は少ないだろう。リリースポイント、踏み足の着地点、腕を振る角度など常に一定にしなければできないんだ」と熱く語る場面もあった。

 引退後は趣味を生かしてカメラマンに転身。ロックコンサートやインディカー・シリーズで取材活動もしている。「今は野球を離れた生活を楽しんでいるんだ」。久々に“写される”側に回った一日はまんざらでもなかったようだ。

 

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