中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 格闘技 > コラム・撃戦記一覧 > 記事

ここから本文

【コラム 撃戦記】

スーパーフェザー級新人王 粕谷雄一郎に注目

2015年1月9日

 ボクシングの東西の新人王が競った第61回全日本新人王決勝大会が昨年末、東京・後楽園ホールであり、ミニマム級からミドル級の12階級に新人王が誕生した。最優秀賞にウエルター級の別府優樹(23)=久留米櫛間=が輝いた。

 私はスーパーフェザー級の18歳対決を制した粕谷雄一郎(石川)に注目。敢闘賞に将来の王者を期待した。西軍代表の脇田将士(堺東ミツキ)が身長180センチ、粕谷は172センチ。粕谷は身長で下回ったが、2回に右フックでダウンを奪って主導権を握った。その後は堅い防御で相手にすきを与えなかった。その終始冷静な試合運びに精神面の強さも感じた。

 「東日本の決勝では油断してダウンを奪われた。慎重になった」と粕谷。脇田戦に向け、長身選手とのスパーが功を奏した。家族は両親と姉2人と妹。アマ実績はないが、左を上手にコントロールし、器用さが光る。当面はランク上げだが「倒せたのにKOできないのは一番悔しい」と負けん気も頼もしい。注目している。 (格闘技評論家)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ