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英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【サッカー】アギーレ日本が中東対策 クロスに加え中央突破も2015年1月9日 紙面から
【セスノック(オーストラリア)原田公樹】アジア・カップ(9日開幕)で連覇を目指す日本代表は8日、炎天下の中で約2時間、直前合宿を行っていたオーストラリア南東部セスノックで最後の練習を行った。1次リーグで対戦する3カ国の中東勢(パレスチナ、イラク、ヨルダン)対策として、これまでの両サイドからのクロスに加え、新たに中央から突破する攻撃法を練習。チームは陸路で12日の初戦、パレスチナ戦を戦うニューカッスルへ移動した。 刺すような強烈な日差しの下、選手たちは、何度も呼吸を合わせ、パスやクロスの出し所を数センチ単位で、修正しようと試みた。 アギーレ監督の怒鳴り声が響く。「ブラボー。すごくいいぞ!」。怒られたのかと思いきや、褒められ、選手たちはさらに動きが機敏になる。 昨年末から始まった国内合宿では、引いて守ってくる中東勢対策として、クロスからの攻撃練習を主体に行ってきた。だがこの日は、中央突破も織り交ぜ、その動きはかなり高度で複雑だ。 ペナルティーエリアの外でボールを素早く回しながら、「ここ」というタイミングで縦パスを入れ、同時に2、3人がゴール前の混み合ったエリアに突進する。一発でシュートが打てなければ、再び戻すか、左右へ開き、再びタイミングを探る。 この「クロス+中央突破」の攻撃練習で、何度かファインゴールを決めた香川は言う。 「ゴール前へ抜けて行って、中央でボールをもらえたらチャンスになる。自分は攻撃の選手。これまでもゴールを決めて評価を上げてきた。今年はそういう年にしたい」 不調の波をふっとばし、アギーレ監督の下での初ゴールをできるだけ早い段階で決める覚悟だ。 さらに香川は、あるエリアに、ゴールの予感を感じている。「遅れて入ってマイナスで受けることも多い。あそこのスペースが空いてくるから」 それはペナルティーエリアの両角からペナルティーアーク付近。マイナスのクロスが入ってくる位置のことだ。長谷部もこのマイナスのクロスに対し「フィーリングが合ってきている」と手ごたえ感じている。練習を見る限り、得点パターンはいくつもある。いくら中東勢が分厚い守備を敷いても、いくつもゴールは決まるのではないか、と思わせるほどだ。 長谷部は自信を持って言う。「いくら引いた相手でも、高い精度でプレーすれば得点につながる」 日本が中東勢の守備をこじ開け、勝利する確率は日に日に高まっている。 PR情報
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