2015年01月09日
本当に不動産を知っているのかこの人は!ハウスマートジャーナルの話
このサイトが最近よく出てきます。
その中で気になる記事を見つけました。
極悪不動産屋の「ひっかけ広告手法」を暴露します
私はですね、こういう意味の分からないサイトを見る度に、異議申立てしたいんですが、とりあえず一部の情報を抜き取って
「既存の不動産屋はこんなに悪いんです〜!そんなことを公開してします私たちは、こんなに公正明大ですよ。だからうちから買って下さ〜い!」
みたいなのが、結果的に不動産業界全体を貶めているとしか思えないんです。
なんで、全部突っ込んでいきます。
ねぇよ…そんな暇無いわ。意図的かつ作為的な広告を作ることをやってる暇人がどこにいるんですか。
まず間違いないのは、当該物件は存在するってことなんです。ひっかけ広告の定義は全くわかりません(業界でこういう言葉はない。おそらくこのブログ執筆者の造語です)が、存在しない物件であれば「おとり広告」と呼ばれるものなのでまた別です。
んでね、私が思うのはねこれ
あのね、どんな物件であっても資産所有者がいるんですよ…その人間前にして同じこと言えるのかと。
悪いですけど、物件に貴賎なしでしょう。物件の良し悪しで仕事を判断する人間と共同仲介したいとは私は思いませんけどね。
どんな物件だろうが、売却を依頼されたら売るのが私たちのしごとですよ。いいですね。きれいな物件しか扱ってこなかったんでしょう。確かにね、私たちから見てもこれは売りづらいなと思うものはありますよ。でもね、嘘偽りは排除した上で、どうやって売るかは考えているのですよ。ちなみに前提条件に掛かりますが、まず間違いなく
「嘘は言わない」ことを前提に
「事実を誤認させるようなことは言わない」しそんな演出をしている暇もない
これがほとんどの不動産屋が思っていることですよ。
キレイ事を言っているかというとそうでもなくほとんどの不動産屋の反論は
「いや、本気でそんな暇ないんよ」
が反論要件として提示するでしょう。
前文でなんでこんなに書いているのか私は…
そして本題なのですがまず前提として、以下の内容について
・前面道路が狭過ぎる
・道路ではなく通路のこともある
・道路に2m接してない
・土地が小さ過ぎる
・間口が狭すぎる
・権利が借地権
これ全部、どのサイトでもきちんと書いてますからね!!!!
事実を列記しているにも係わらず、『ひっかけ広告』とはどういう了見ですかと。
まず間違えないで欲しいのは、事実に基づいた記載をした結果、当の本人がウェブサイトで見落とした
これはさすがに『ひっかけとは違うでしょう』
公取で指定されている必須記載事項なんですから、書いてないなんてことは絶対無いわけです。
更にこの内
・権利が借地権
以外は、住宅ローン組めないですからね。先に特記事項として書いてますよ。(というか書かないとポータルサイトなんかはエラーが出ます。)
では一個一個見て行きましょう
この人、セットバックという言葉を知っているのでしょうか?
実は建築基準法による建築物が建てられる定義が決まっておりまして
幅員4m以上の道路に2m以上接道した不動産でないと建築物が建てられないという法律があります。
基本、これに適合していないと住宅ローンが組めません。だからやすかったりします。
でも当然ながらこの法律ができる前にあった家とかも存在しているわけです。
そういう不動産は前面道路が4m未満のところも確かにあります。では、そういった古い不動産は売ってはいけないのでしょうか?正解は売れます。
建築基準法では、前面道路が4m未満でもセットバックと言って、物件自体が道路から少し下がって、4mの道路幅員を確保すれば建築基準法を適合することができます。
これをやらないと古い住宅地は売買不可能になりますからね。記事中に物件は幅員2mですが、これはこれでセットバックするはずなんです。だから、私から言わせると
「特定部分だけを切り取ってセンセーショナルに伝えるのは『ひっかけ広告』ではないのですか?」と聞きたいわけです。
はい次!
いやだから、通路だったら通路、道路だったら道路って書いてるわ!てか、書かないと公正取引協議会規約違反だし。
それを読み違える人がいたら、それはホームズとSUUMOのWebデザイナーさんに文句言いましょう!
あとですね、この通路を、みなし道路として建築基準法に適合させる方法もあるんですよ。これを提案できずに断罪するような物言いはいかがかなと思います。
はい次!
しつこいですが言いますけど、道路に2m接してないことを言わないことは無いわけです。それを読み違える人がいたら、それはホーム…(以下略
ちなみに、こういう物件を委任いただいた時に不動産屋どうするか?
普通はですね、この通路部分の隣地の方に、
「土地分けてくれませんか?」と伺いに回ります。

そうして、住宅ローンが組めるように、商品化します。ここまでやって初めて不動産屋なんです。
もちろんその上で断られたら、従前の状況で販売するんですけどね。
少なくともそれでも私は
なんてことを言って販売しないようなことはしませんけどね。
はい次!
うんうん。その通りだね。
てか、薄すぎて反論しようにもネタがない。
え?これ必要な項目だったの?
短すぎて意図が分からない。
大丈夫。どんな物件でもみんなしている。
はい次!
それはホーム…(以下略
なんですが、小さいことの何がダメなのか分かりません。だって商品として出ているし、販売している商品なんですもの。
当たり前ですが、住宅ローンが組めない旨は当然記載しています。
というか広さを気にしない人いないと思いますが…
はい次!
これねぇ…難しい問題なんだよね…図面、ウェブサイト、広告全般、全てが今平面での表現しかないんだよね。
それを伝える場が備考欄しかないのよ。
あと「高低差がある」しか書けないのよ。事前に測量士に頼んで高低差何メートルとかなかなか事前にできないよね(不動産は往々にして売却を止めるというケースがあるので、事前に費用を捻出することが難しい)
意図的に隠す隠さない問題ではなく、これって不動産紹介プラットフォームの限界なのであって、そっちへのアプローチが筋であって、書いてない不動産屋は悪い不動産屋!ってレッテル貼りはダメでしょ!
あと、さすがに数千万円掛かるなら言ってるw
はい次!
いやホントこれしか書いてないのでなんとも言えないんですけど、こういうのがある物件が存在していることの何がいけないのか?ちょっとこれは解説してもらいたい。
価値がないと思っているのだろうか?本人に解説を求めたい
はい次!
これがひっかけ広告とやらになるのかどうか知らんが
1.借地権はきちんと記載している
2.普通借地権か旧法借地権かも記載している
3.借地期間も記載している
4.借地料も記載している
これで何が不満なのか?
以上!
って言ってますが、
不動産の価値をお客様に誤認させる悪質な広告
不動産の価値をお客様に誤認させる悪質な広告
不動産の価値をお客様に誤認させる悪質な広告
不動産の価値をお客様に誤認させる悪質な広告
誤認させる
誤認させる
誤認させる
言ったな。
どこに、誤認させる要素があったんでしょうか?
価値を誤認させたでしょうか?
まず、上記のような物件はそのほとんどを表記しています。
その上で、適切な市場値付けを行い、比較的安価な値段設定にしています(市場相場の7割とか場合によっては5割とか)
価値を明らかに下げて、適切な情報開示は行っています。
ここのどの点において誤認と言うのでしょうか?
はっきり言って納得できません。
最初の話に戻りますが、他社はひどい広告を打ってますね!という誤認させるような物言いはいいのでしょうか?
一部を切り取ってセンセーショナルに言うことは誤認させる行為ではないでしょうか?
不動産メディアってのは私は結構いい方向性だと思いますよ。
でもね、私みたいな人に絡まれるおそれがあることだけは気をつけて下さい。
その中で気になる記事を見つけました。
極悪不動産屋の「ひっかけ広告手法」を暴露します
私はですね、こういう意味の分からないサイトを見る度に、異議申立てしたいんですが、とりあえず一部の情報を抜き取って
「既存の不動産屋はこんなに悪いんです〜!そんなことを公開してします私たちは、こんなに公正明大ですよ。だからうちから買って下さ〜い!」
みたいなのが、結果的に不動産業界全体を貶めているとしか思えないんです。
なんで、全部突っ込んでいきます。
不動産には多数の「ひっかけ広告」が存在します。「あっ!この不動産安い!」とお客様に思わせて問い合わせを獲得するため、日夜悪い不動産屋はひっかけ広告を作るのです。真面目に不動産業をやっている人間から見ると「こんな物件載せるなよ・・・」というひっかけ広告がSUUMOやHOME’Sに大量に掲載されており、嫌気が刺す程です。
ねぇよ…そんな暇無いわ。意図的かつ作為的な広告を作ることをやってる暇人がどこにいるんですか。
まず間違いないのは、当該物件は存在するってことなんです。ひっかけ広告の定義は全くわかりません(業界でこういう言葉はない。おそらくこのブログ執筆者の造語です)が、存在しない物件であれば「おとり広告」と呼ばれるものなのでまた別です。
んでね、私が思うのはねこれ
「こんな物件載せるなよ・・・」というひっかけ広告がSUUMOやHOME’Sに大量に掲載されており、嫌気が刺す程です。
あのね、どんな物件であっても資産所有者がいるんですよ…その人間前にして同じこと言えるのかと。
悪いですけど、物件に貴賎なしでしょう。物件の良し悪しで仕事を判断する人間と共同仲介したいとは私は思いませんけどね。
どんな物件だろうが、売却を依頼されたら売るのが私たちのしごとですよ。いいですね。きれいな物件しか扱ってこなかったんでしょう。確かにね、私たちから見てもこれは売りづらいなと思うものはありますよ。でもね、嘘偽りは排除した上で、どうやって売るかは考えているのですよ。ちなみに前提条件に掛かりますが、まず間違いなく
「嘘は言わない」ことを前提に
「事実を誤認させるようなことは言わない」しそんな演出をしている暇もない
これがほとんどの不動産屋が思っていることですよ。
キレイ事を言っているかというとそうでもなくほとんどの不動産屋の反論は
「いや、本気でそんな暇ないんよ」
が反論要件として提示するでしょう。
前文でなんでこんなに書いているのか私は…
そして本題なのですがまず前提として、以下の内容について
・前面道路が狭過ぎる
・道路ではなく通路のこともある
・道路に2m接してない
・土地が小さ過ぎる
・間口が狭すぎる
・権利が借地権
これ全部、どのサイトでもきちんと書いてますからね!!!!
事実を列記しているにも係わらず、『ひっかけ広告』とはどういう了見ですかと。
まず間違えないで欲しいのは、事実に基づいた記載をした結果、当の本人がウェブサイトで見落とした
これはさすがに『ひっかけとは違うでしょう』
公取で指定されている必須記載事項なんですから、書いてないなんてことは絶対無いわけです。
更にこの内
・権利が借地権
以外は、住宅ローン組めないですからね。先に特記事項として書いてますよ。(というか書かないとポータルサイトなんかはエラーが出ます。)
では一個一個見て行きましょう
前面道路が狭過ぎる
この人、セットバックという言葉を知っているのでしょうか?
実は建築基準法による建築物が建てられる定義が決まっておりまして
幅員4m以上の道路に2m以上接道した不動産でないと建築物が建てられないという法律があります。
基本、これに適合していないと住宅ローンが組めません。だからやすかったりします。
でも当然ながらこの法律ができる前にあった家とかも存在しているわけです。
そういう不動産は前面道路が4m未満のところも確かにあります。では、そういった古い不動産は売ってはいけないのでしょうか?正解は売れます。
建築基準法では、前面道路が4m未満でもセットバックと言って、物件自体が道路から少し下がって、4mの道路幅員を確保すれば建築基準法を適合することができます。
これをやらないと古い住宅地は売買不可能になりますからね。記事中に物件は幅員2mですが、これはこれでセットバックするはずなんです。だから、私から言わせると
「特定部分だけを切り取ってセンセーショナルに伝えるのは『ひっかけ広告』ではないのですか?」と聞きたいわけです。
はい次!
道路ではなく通路のこともある
いやだから、通路だったら通路、道路だったら道路って書いてるわ!てか、書かないと公正取引協議会規約違反だし。
それを読み違える人がいたら、それはホームズとSUUMOのWebデザイナーさんに文句言いましょう!
あとですね、この通路を、みなし道路として建築基準法に適合させる方法もあるんですよ。これを提案できずに断罪するような物言いはいかがかなと思います。
はい次!
道路に2m接してない
しつこいですが言いますけど、道路に2m接してないことを言わないことは無いわけです。それを読み違える人がいたら、それはホーム…(以下略
ちなみに、こういう物件を委任いただいた時に不動産屋どうするか?
普通はですね、この通路部分の隣地の方に、
「土地分けてくれませんか?」と伺いに回ります。
そうして、住宅ローンが組めるように、商品化します。ここまでやって初めて不動産屋なんです。
もちろんその上で断られたら、従前の状況で販売するんですけどね。
少なくともそれでも私は
物件としての価値はゼロです。
なんてことを言って販売しないようなことはしませんけどね。
はい次!
車があるなら2.5mは道路に接している必要がある
うんうん。その通りだね。
てか、薄すぎて反論しようにもネタがない。
え?これ必要な項目だったの?
短すぎて意図が分からない。
現地をよく確認してください。
大丈夫。どんな物件でもみんなしている。
はい次!
土地が小さ過ぎる
それはホーム…(以下略
なんですが、小さいことの何がダメなのか分かりません。だって商品として出ているし、販売している商品なんですもの。
当たり前ですが、住宅ローンが組めない旨は当然記載しています。
というか広さを気にしない人いないと思いますが…
はい次!
土地に高低差がある
これねぇ…難しい問題なんだよね…図面、ウェブサイト、広告全般、全てが今平面での表現しかないんだよね。
それを伝える場が備考欄しかないのよ。
あと「高低差がある」しか書けないのよ。事前に測量士に頼んで高低差何メートルとかなかなか事前にできないよね(不動産は往々にして売却を止めるというケースがあるので、事前に費用を捻出することが難しい)
意図的に隠す隠さない問題ではなく、これって不動産紹介プラットフォームの限界なのであって、そっちへのアプローチが筋であって、書いてない不動産屋は悪い不動産屋!ってレッテル貼りはダメでしょ!
あと、さすがに数千万円掛かるなら言ってるw
はい次!
近所にお墓・電波塔・火葬場がある
いやホントこれしか書いてないのでなんとも言えないんですけど、こういうのがある物件が存在していることの何がいけないのか?ちょっとこれは解説してもらいたい。
価値がないと思っているのだろうか?本人に解説を求めたい
はい次!
権利が借地権
これがひっかけ広告とやらになるのかどうか知らんが
1.借地権はきちんと記載している
2.普通借地権か旧法借地権かも記載している
3.借地期間も記載している
4.借地料も記載している
これで何が不満なのか?
以上!
そしてまとめなんですけどね。
今回ご紹介したひっかけ広告も、不動産の価値をお客様に誤認させる悪質な広告の一つだと言えます。
って言ってますが、
不動産の価値をお客様に誤認させる悪質な広告
不動産の価値をお客様に誤認させる悪質な広告
不動産の価値をお客様に誤認させる悪質な広告
不動産の価値をお客様に誤認させる悪質な広告
誤認させる
誤認させる
誤認させる
言ったな。
どこに、誤認させる要素があったんでしょうか?
価値を誤認させたでしょうか?
まず、上記のような物件はそのほとんどを表記しています。
その上で、適切な市場値付けを行い、比較的安価な値段設定にしています(市場相場の7割とか場合によっては5割とか)
価値を明らかに下げて、適切な情報開示は行っています。
ここのどの点において誤認と言うのでしょうか?
はっきり言って納得できません。
最初の話に戻りますが、他社はひどい広告を打ってますね!という誤認させるような物言いはいいのでしょうか?
一部を切り取ってセンセーショナルに言うことは誤認させる行為ではないでしょうか?
不動産メディアってのは私は結構いい方向性だと思いますよ。
でもね、私みたいな人に絡まれるおそれがあることだけは気をつけて下さい。