北崎礼子、伊勢剛
2015年1月9日15時30分
首都圏で駅に近い便利な高層マンションが人気を集める中、局地的に人口が急増して学校の教室が足りなくなる例が出ている。校舎の増築や校庭への仮校舎設置でまかなっているが、やがては児童数が減少に転じる可能性もあり、自治体は対応に苦心している。
大型車が次々に通る道路を、三角コーンを抱えた小学4年生65人が2列に並んで歩く。「おしゃべりは着いてからね!」。引率の浜田耕一教諭(40)が心配そうに声をかけた。
川崎市立上丸子小学校(中原区)の児童たちだ。校舎建て替えのため、仮設プレハブ校舎が並ぶ校庭が使えず、学校から約500メートル離れた多摩川河川敷で体育の授業をしている。
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