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アナウンサー内定取り消し 一転採用へ1月8日 21時15分
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日本テレビがアナウンサーの採用で内定を出した女子大学生に対し、東京・銀座のクラブでのアルバイトを理由に内定を取り消したことを巡る裁判で、日本テレビは裁判所の和解勧告を受け入れ、一転して女子大学生を採用することで、8日、和解が成立しました。
この裁判は、日本テレビが来年度のアナウンサーの採用でいったん内定を出した神奈川県の女子大学生に対し、「銀座のクラブでのアルバイトの経験があり、極めて高度な清廉性が求められるアナウンサーにふさわしくない」として内定を取り消したことから、女子大学生側が「偏見に基づいて職業を差別するもので不当だ」と主張して採用を求めていたものです。
日本テレビは当初、争う姿勢を示していましたが、その後、和解に向けた話し合いが続けられ、8日の協議で、ことし4月から女子大学生をアナウンサーとして採用するとした裁判所の和解勧告を双方が受け入れたため、和解が成立しました。
これについて女子大学生の弁護士は「彼女の門出を心から祝いたい。これからは1人の視聴者として、彼女がいかなる困難も克服していく様子を楽しみに見守りたい」とコメントしています。
一方、日本テレビは「和解勧告を受け入れることが最善と判断した。今後は合意した内容を誠実に履行していく」というコメントを出しました。