今時

ほぼ日記。

2015年私が超個人的に初見に勧める宝塚歌劇2本 及び チケットの買い方など

ジャニーズオタクの方が今年(以降)宝塚を観に行きたい、と抱負を述べてらっしゃいました。


2015年ジャニヲタとしてやりたい10のこと - それは恋とか愛とかの類ではなくて

 

ヅカオタとしてはもうすかさずお勧めしたい!と思い速攻ブクマした次第です。

が、実際にいま出ているラインナップで初見の方にお勧めするならどれかな〜どこチェックしてもらえばいいかな〜と思いはじめたらきりがなかったのでエントリをまとめることにしました。

長くなりますがエントリはあえて分けませんでした。とりあえずこの1本で、直近の初見にお勧めな演目と、チケットの買い方と、観るときのちょっとしたポイントが伝わればいいなと思っています。

また、あえてスターさん個人の名前を挙げるのも極力避けました。名前を出されても初見の方にはピンと来ないと思うからです。

それでは参りましょう。

2015年ラインナップで超個人的な初見お勧め2本

対象とした公演

・チケットの入手しやすさを勘案して現在宝塚大劇場で行われている公演以降

・舞台装置と生オケも是非見て欲しいので博多座公演、特別公演、全国ツアーは除く

・当然ながら2015年1月8日現在で発表されているラインナップから選択

気楽に観るなら

雪組 「ルパン3世 王妃の首飾りを追え!/ファンシー・ガイ!」

宝塚大劇場公演 2015年1月1日〜2月2日

東京宝塚劇場公演 2015年2月20日〜3月22日

 

実は宝塚大劇場で正月元旦より既に公演中の作品となります。そう、ジャニーズさんがカウントダウンをするのであれば宝塚は正月から通常営業(?)で勝負(??)します。*1

制作発表会では一抹どころか二抹、三抹ぐらい不安のあった演目でした。コメディを白けさせずに演じるのはほんとうに難しいけれど、まだまだ「演じている」感がありました。

ところがどっこい、蓋を開けてみればルパン3世ファンにも面白かったと言ってもらえる出来栄えだったようです。役がわかりやすい分「この人いいなあ」と覚えて調べやすいのも1作目としてふさわしいかな、と思います。

芸達者を観るなら

星組 「ガイズ&ドールズ」

宝塚大劇場公演 2015年8月21日〜9月28日

東京宝塚劇場公演 2015年10月16日〜11月22日

 

上記エントリのブックマークで2本物がいい…といった割に1本物です。すみません。

星組はこの公演からトップコンビが変わるのですが、新男役トップの北翔海莉さんが歌良し!お芝居良し!芸歴長し!!の芸達者さんです。

正直に言います。宝塚、歌劇団という割に歌がうまい!と言える人はあまりいません。流石に各組トップや2番手・3番手の方はほぼそこそこ歌えるのですが、そこそこの方がほとんどです。その他ソロをもらっている方でも椅子から落ちそうになることが時々あります*2

その点、北翔さんは心からうまい!とオススメすることができる数少ない方です。聞き取りやすく、優しく、時に雄々しく、それでいてくどくなくきちんと歌劇を見せてくれる方。チケット販売もまだ始まっていないので、比較的準備しやすいかもしれません。

 

挙げなかった花組「カリスタの海に抱かれて/宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)」月組「1789 -バスティーユの恋人たち-」と宙組「王家に捧ぐ歌」は個人的にはとても楽しみなのですが、初めての人にここが見どころだよ!と推せるポイントが個人的に語れなかったためこの2本に絞りました。私の見識の無さを他の方が補ってお勧めくださると信じて本稿では触れません*3

一番心配なチケットのこと

取りやすいチケット・取りにくいチケットは?

トップスターの退団公演は激戦になります。もう一度言います。トップスターの退団公演は激戦になります。このことがあって、推せなかった公演もありました*4

また、これは劇場の交通と立地及びそれに付随する上演時間の問題だと思いますが、宝塚大劇場のチケットのほうが取りやすく、東京宝塚劇場のチケットの方が取りにくいと言われます。加えて多くの学校・会社などが休みになる土日祝に比べて平日が取りやすいのも同様です。

よって、事情が許すのであれば宝塚大劇場公演の平日を狙うと取りやすいといえるでしょう。

一般販売

チケットはぴあやe+などの各種プレイガイド、及び劇場窓口で扱っています。劇場分の販売状況は劇団ホームページの各公演ページで確認することができます。

例えばいま出ている分は①雪組 ルパン3世の宝塚大劇場公演版のみですが、このようになっています→

ファンクラブ

色々あるにはありますが未見で入れというのは無茶な話。

ここは人の縁に頼りましょう。知り合いにヅカオタがいた時はとりあえず聞いてみる、いない時は友人に「友達に宝塚好きな子いない?」と聞いてみるのが実は一番賢いチケット確保方法です*5。チケットの手配に加えて一緒に行くなら当日の段取り、アテンド、全て任せておけます。ヅカオタはいつでも皆様のお越しをお待ちしております。

席種

最初はS席がお勧めです。席数も多く、劇場自体がどこに行ってもそこそこ見やすいように設計されているのであとは映画を見るときの好みで、となるでしょうか。初見であれば、舞台全体を見渡せる2階席がかなりお勧めですが、小芝居など細かいところまで最初から見たい方は前の方を頑張って取る、オペラグラスを借りるなどの一手間が必要です。

ちょっとしたポイント3つ

1.幕間も楽しみましょう

1時間〜1時間半ぐらいすると必ず休憩が入ります。トイレ休憩の後はちょっと前の方に行って舞台の広さや装飾を見てみる、パンフレットを買って眺める、おやつを食べるなど楽しみましょう。あまり食べ過ぎると眠気に、飲み過ぎると尿意につながるのでくれぐれもお気をつけて。劇場では公演限定スイーツと称してゼリーやムース、白玉あんなどのちょっとしたパフェ様のものも販売されています。普通に美味しいので結構お勧め。

また、席を立つときは貴重品の他、座席券を忘れずに。慣れない劇場、席はわからなくなりがちです。最悪、戻ってきたら既に灯りが落ちていて…という時、係の人に案内してもらう時にも役に立ちます。

2.オペラグラス、借りられます

ちょっと離れた席だけど全体だけじゃなくて生徒さんの顔も見たい!という初回からチャレンジャーな方は劇場1階のインフォメーションでオペラグラスを借りることができます。貸出500円+保証金5,000円の計5,500円です。保証金は返却時にチケット入れに入れられて返ってくるのでご安心を。

3.上演中のマナーを忘れずに

携帯電話は電源を切るか、どうしても着信履歴を残したいときはサイレントにして上演中は鞄にしまい絶対に見ない。マナーモードはバイブレーションが鳴りますし、鞄の中でチェックするのも光が漏れて周りからはとても気になるのでダメですよ。それなら外に出て頂いた方が余程ましです。

あとは(不意の萌えにも耐えて)おしゃべりしない。掛け声をかけない。飲食しない。前に乗り出さない。あたりでしょうか。できていない人がいたら幕間にさりげなく係員の人に伝えましょう。

 

 一人でも多くの方が劇場に足をお運びくださると、ヅカオタとして嬉しいことはありません。皆様と劇場の何処かですれ違えること、楽しみにしております!

*1:宝塚大劇場のみですが。

*2:ちなみにお芝居やダンスが壊滅的という方はないのでご安心を。

*3:と言いつつ欄外で。

花組は2番手が抜けた後のはじめての大劇場となるのできっと若手が出てくるはず、という意味でとても楽しみにしています。

月組は芝居もさることながら歌も結構聴きやすいと思っているので、1本物のミュージカルで組子の良さを存分に魅せてくれるでしょう。

宙組のこの演目、アイーダ・ラダメス・アムネリスの三角模様を描いたあのオペラの宝塚オリジナル版です。かつて星組で濃く熱く上演されたこの演目を5組のうち最も人数の少ない宙組がどのように構成してくるか、また初演では男役2番手がアイーダを演じたので配役そのものにもわくわくしています。

*4:6年の長きにわたってトップを務めたコンビの退団公演がルパン3世の後に始まります

*5:経験者は語る。私は会社の後輩が友だちに誘われて行ったと聞いて、そういえば一回観たかったなあとお願いしてみたのが最初の観劇です。