面接で背伸びしなければ転職は成功する!転職に失敗しないための面接の秘訣
みなさん、こんにちは!
ユリカモメ病院の新人ナースの山下リコです。
単刀直入ですが、あなたは最近、「転職したい!」って思ったことはありませんか?
もしくは、「今の仕事って自分に合ってるかな・・・」と悩んだりしていませんか?
今の職場で働くことをワクワクして入社したのに、実際に働いてみると、「思っていたのと違う・・・」と、理想と現実とのギャップを感じて働きづらくなるケースがあります。
なぜそんなことが起きるんでしょう?
あら~、リコちゃん。
あなた、転職する気?
ほわわわわ!
私は転職しないです!
実はこの間のお休みの時、友達の早苗ちゃんから転職の相談を受けて・・・。
早苗ちゃん?
あ、隣町のツバメ病院に勤務している子ね。
はい・・・。
早苗ちゃん、今の病院に就職が決まったとき「ここは私の理想の職場なの!」って言ってたのに、なんだか居心地が悪くなったみたいで、転職を考えてるらしいんです。
あら、そうなの?
もしかして、早苗ちゃんって、“転職魔”?
て、転職魔?
あ、実はすでに3回くらい転職しているそうなんです・・・。
確か、早苗ちゃんはリコちゃんと同い年だったわね。
23歳で3回となると多いわね・・・。
・・・もしかしたら、それは、早苗ちゃんにも問題があるかもね。
えっ・・・!?
多くの人は、本当は転職なんかしたくないの。
だって、多くの人は、その職場を選んだときは、「自分にとって条件の合う職場だ」って思って入社してくるわけだから。
じゃあ、なんで転職することになっちゃうのでしょう・・・。
・・・よしっ!
ここからは“元転職魔”の私が説明するわッ!!
みなさん、こんにちわ。
ユリカモメ病院の美魔女ナースの伊集院よしみです。
趣味は婚活パーティー、特技は婚活パーティーです。
さて、今回のテーマは「転職」です。
ナースの世界に限らず、どの業界も日々多くの方が転職されています。
特にこの1月は転職者数が急増する時期。
おそらく、年明けで気分を一新して仕事に挑みたい、という方が増えるのでしょうね。
ちなみに、私たちナースの2011年度の離職率は、常勤のナースが約10.9%、新卒のナースが約7.5%でした。(参考:「2012 年 病院における看護職員需給状況調査」速報)
ナースの人口は100万人なので、毎年約20万人(!)のナースが転職していることになります。
世の中には自分に合う職場になかなか出会えずに、転職を繰り返す人が多くいます。
ただ、転職はけっして悪いことではありません。
職場には相性があるからです。
また、たとえば、私たちが成人してから65歳まで働くとしたら、年間の所定労働日数を250日として計算すると、働ける時間はたった「11250日」しかありません。
もし、その一日一日が、苦痛な職場環境で過ごす日なのだとしたら、とても勿体ないと思います。
せっかくの人生なので、どうせなら楽しく働きたいですよね。
今回は、リコちゃんの友達の早苗ちゃんのためにも、転職魔だった私の経験をもとに、あなたに合った素敵な職場を見つけるための「転職成功の秘訣」をお教えしたいと思います!
転職を検討し始める三つの理由
転職を検討し始める理由には、大きく分けて以下の三つの問題があります。
- 「待遇面」での問題
- 「仕事内容」に関する問題
- 一緒に働く人たちとの「人間関係」の問題
たとえば、待遇面に関していうと、お給料が少なかったり、お休みが少なかったり、といったこと。
仕事内容に関しては、自分が想像していた仕事内容と違っていた場合(たとえば、予想以上に仕事が大変だった・・・など)を指します。
そして、人間関係に関しては、職場のみんなと気が合わない、上司がめっちゃ怖い・・・といったところです。
ここで、重要なのが、上記の三つの問題がなぜ起こっているか?を考えることです。
入社した初日から上記のような問題が起こっているなら、それは本当に不運としか言いようがないのですが、入社してしばらく経ってから起こっているのであれば、それは、最初は小さかったズレが、次第に大きくなってきたことが原因かもしれません。
たとえば、そのズレの一つに「求められるスキルのズレ」があったりします。
「得意なこと」と「不得意なこと」が分かりますか?
面接時には背伸びしすぎないことが大事!
一般的な会社では、誰かを雇う際に「面接」があります。
かく言う私も、これまでの人生でかなりの面接を受けてきました。
この面接では、面接担当者によって、「あなたはどんなことが得意なのか?」というスキルの確認がおこなわれますが、実は、この面接での振る舞いが、あなたのその職場での働きやすさを決定するんです。
というのも、多くの人は「なんとか採用してもらいたい!」と、自分のよい面ばかりをPRしがちですが、それが後々の問題になることがあるからです。
たとえば、自分のスキルをPRした際、「●●もできます!」と言ったものの、そのスキルのレベルが新しい職場では通用しなかった場合、職場に居づらくなるのです。
「スキルのレベルのチェックくらい、面接時にできるでしょ?」と多くの人は思うかもしれませんが、忙しい職場の場合、担当者が面接相手の細かなチェックができず、相手の自己PRを鵜呑みにしてしまうことがあるんです。
だから、あなたがおこなう自分のスキルのPRはとっても大事なのです。
もし、「●●もできます!」と言って入社したものの、その職場の実務レベルについてゆけなかった場合、同じ職場の人から、「あれっ、あの人、●●ができるって言っていたのにできないんだ・・・」と思われてしまうリスクがあります。
そうなると、なんとなく社内の空気が悪くなり、最悪、人間関係の悪化にもつながります。
そうなってしまうと、あなたが備えている得意なスキルにも日が当たらなくなる可能性があります。
それは本当に残念ですよね。
そうならないためには、「面接を受けようとする会社が求める実務レベル」を事前にしっかりチェックし、面接時に、「私はこれが得意で、これが苦手なんです」という、「できること」と「できないこと」を正確に伝えることが大切です。
多くの人は、「●●ができないなんて言うと、採用されないんじゃないか・・・」と心配し、面接時に一生懸命背伸びをしようとしますが、背伸びをしすぎてはどこかに歪みがきます。
そもそも、採用する側はプロ中のプロなので、あなたが正直に自己PRをすれば、あなたの“優れたスキル”をしっかり評価してくれるんです。
一緒に仕事をする人たちも、「●●はできませんが、■■なら得意です」と言われると、「なるほど。じゃあ、あなたは●●は苦手ということなので、教えてあげるよ。代わりに■■を教えてね」というコミュニケーションがとれるわけです。
もし、仕事のブランクがある場合は、ブランクについても伝えておきましょう
技術の進歩の早い業界の場合、2、3年前のスキルがもう通用しなくなっている場合もあります。
だから、もし、あなたに実務のブランクがある場合には、「実は2年ほどブランクがあるんです・・・。2年前は詳しかったんですが・・・」と事前に伝えておいた方が良いんですね。
何度も言いますが、面接では背伸びせず、自分が「できること」「できないこと(できそうにないこと)」を正確に伝えておくことが大事です。
ちょっとでも「できる」と言ってしまうと、相手は過度な期待をしてしまう場合があるので、気をつけてくださいね。
(但し、「できないこと」がある場合には、それをそのまま放置するのではなく、「今はできないですが、できるよう頑張ります!」と伝えた方がベターです)
職場とはどうしても”相性”があります!
転職時は相手に「ヘッドハンティング」される気持ちで臨みましょう
そして、私がもっとも伝えたいのは、どんな天才であっても、職場との”相性”があるということです。
だから、前述のように、あなたと職場とのズレを感じた時には、遠慮なく、転職を検討した方が良いんですね。
あなたの良いところを評価してくれる会社は、この世に必ずあるはずですから。
たとえば、看護師業界や薬剤師業界なども、常時数万件の求人があります。
(看護師求人サイトのナースフルのサイト、薬剤師求人プレミアのサイトの情報を参考)
こんな風に、どの業界にも常に求人はありますので、定期的にチェックしておくとよいでしょう。
そして、転職する際には、相手に「ヘッドハンティング」される気持ちで臨みましょう!
我が強すぎる人は嫌われてしまいますが、面接時には必要以上に謙遜する必要はありません。
(ただ、素直さは大事なので、アドバイスしてくれる相手の話は素直に聞くようにしましょう)
自分の「できること」「できないこと」を素直に相手に伝えれば、相手に諸々の判断を委ねることができますし、相手も冷静にあなたの価値を判断してくれます。
多くの人は面接時に謙遜しがちですが、こちらは、会社からもらう「給料」に対して「労働」を提供するわけなので、雇用側と労働者側は対等だという意識で、自分の理想的な職場を探してみてくださいね。
仕事仲間として歓迎されるための9カ条
最後に、私たちナースが「仕事仲間を選ぶ時に大切にしている9カ条」をご紹介しておきます。
この9カ条はほかのお仕事でも使えると思いますので、ぜひチェックしてください。
この要素に多く該当する人は、きっと、どの職場に行っても歓迎されると思いますよ。
- 何年目になっても勉強を続ける、成長しようとする
(たとえば、研修や勉強会などに積極的に参加している) - 自分のミスを客観的に振り返って分析できる
(自分の仕事に常に「PDCAサイクル(plan-do-check-act cycle)」を回せる) - 業務全体を常に見渡し、その中で自分の仕事の立ち位置を考えて効率的に動ける
- 患者さんやスタッフにも丁寧で優しい
(相手に合わせて、自分の態度をコロコロ変えない) - ユーモアがある
(忙しい時やピリピリしている時に笑える余裕を持てる) - 自分の仕事に常に目標を設定している
(できれば、その目標を職場のみんなにも共有できるとベター) - 整理整頓ができる
- 相手のいいところを褒められる
- ホウレンソウ(報告・連絡・相談)が丁寧にできる
(たとえば、相手のことを考えた分かりやすい資料などが作成できる)
あなたがエントロピーを凌駕する素敵な職場に出会えますように。
師長!ありがとうございます!
とっても分かりやすかったです!
早苗ちゃんにもこのお話を伝えておきます!
あら~、よかったわ。
転職の成功に大事なのは、採用者と労働者との“ギャップ”を埋めることなのよ。
あとは、求人サイトの転職成功事例なんかにも目を通すといいわよね。
転職か・・・。
私もいつか転職する日が来るでしょうか・・・。
「前例はないね」
はっ!!
???
い、今のって、事務の渡辺さん・・・!?
フフフ・・・。
リコちゃんがユリカモメ病院の“本当の姿”を知った時は、どうなるか分からないわね・・・!
え・・・?
さ、さっきの渡辺さんの姿と何か関係があるんでしょうか?
フフフフ・・・。