宿るタイミング
冬至明けの29日
私はこんなあめを見ました
私は
深い深い海の底にいました
そこは
太陽の光は直接届いてなくて
以前見た
地球の基点さんのような
そんな雰囲気の岩が
たくさんありました
岩の奥底の地殻から
エネルギーが湧いていました
水はそのエネルギーを受け取って
ぼこぼこぼこと熱が出て
そこから生命が生まれていました
海底に温泉がありました
エビさんがたくさんいました
エビは深い深い海の底で
海の温泉に体をくゆらせながら
とても気持ちよさそうにしていました
エビも温泉に浸かるんだぁ!
エビさんの集団は温泉に浸かりながら
パクパクと海中に浮かぶ細かなものを
それはそれはおいしそうに食べていました
そこからちょっと離れたところに
蟹さんもいました
数匹の蟹
大きく見えたけれど
でも実物はそんなに大きくはない感じもしました
その時です
ベビーふっつーが
私の前に姿を現しました
ベビーふっつ-は生前と同じ様な姿で
とても気高くて
ふわふわしていました
ふっつーさまがあらわれたと同時に
私は
ねこの森にいました
ベビーふっつ―は
ねこの森のお気に入りの場所で
地面に耳を当てて寝ていました
ベビーは言いました
「
ここから
この地面から
気が湧き出てる
冬のある日から
気の噴出する場所が突然変わった
場所が変わった
こっち 」
そう言って
ベビーふっつ-は
私をねこの森のある地点に誘ってくれました
「
地面の音がする
ここは温度が違う
海の底にも
温度の違うところがある
そこはポコポコエネルギーわいてる温泉で
エビさん 蟹さんがあつまって
みんなで住んでいる 」
「
ねこの森では
今年真冬に生まれた子猫がたくさんいる
いつもは
春から夏頃に生まれるけど
遅くても秋のはじめには生まれてたけど
今年は真冬生まれの子猫が多い
北極は冬にタンポポに似た花が咲く 」
そういってベビーふっつーは
記憶のアルバムのようなものを見せてくれました
映像がズラズラズラ~っと流れている感じで
何かの順番で流れていると想うのですが
何の順番で並んでいるのかはよくわかりませんでした
そのアルバムには
地面がごぽごぽしてる様子や
海から気が吹き出てる音
そして
ねっころがっている猫達の姿が写っていました
先ほど見た
海の底の情景も
ベビーふっつ-のアルバムの情景のひとつだったんだぁ
ということがわかりました
そういえばベビーは生前
よく
「
プレートちゃんはお友達
プレートちゃんが地面からゴンゴンお話してくれてるよ 」と言っていました
そのこともアルバムを見ながら
想いだしました
アルバムの中心に
ベビーふっつーの目がありました
声が聞こえました
「
北極の夏は地面が暖かい
上は風が吹くから
そんなにあったかいわけじゃない
でも北極の夏は地面が暖かい 」
「
今ねこの森は海底から
北極の熱がきてる
ここだよ ここ
この
気の穴から北極の熱が届きはじめてる
他にもあるよ
小さいのは あちこちにできてるよ 」
その後ベビーふっつ-は
「 わぁ~い! 」とはしゃぎながら
きゃらきゃらしながら
「 こっちこっちー! 」と
楽しそうにしていました
そして
こう続けました
「
地面だと
ねこの森と南極はとっても近い
北極もとっても近い
地上の距離だと遠いけど
地面の中だと近い
海底深くに行けば行くほど
北極と南極は近い 」
「
北極と南極はね
地面の中の
本当の北極と南極は
地球の基点さんの両隣りにいるんだよ
エビさんは海底にたくさんいるよ
かにさんも海底にたくさんいるよ
ぽこぽこ 温泉気持ちいい
ふっつーのお友達
えびさん かにさんお友達 」
そうベビーふっつ-は言いました
そしてベビーふっつ-はイメージを見せてくれました
人間は南極点北極点
地図の極点の場所を南極 北極と想っているけれど
ベビーふっつーや 地球の基点さんや
植物や 石さん達の感覚では
南極北極は 地表の極点ではなく
地球の基点さんの両隣
南半球 北半球のエネルギーが集まる地中のポイントと解釈してるようでした
そして
その地球の基点さんの両側の極点から
地球の基点さんにエネルギーが注ぎこまれ
そのエネルギーが地上各地に噴出しているのが見えました
でも地上の場所によって
気の穴の場所によって
そのエネルギーが多く届きやすい場所や
あまり届かない場所もあったりして
そして
月食や日食の緩衝は
そのエネルギーが多く届きやすい場所ほど
緩衝が起きやすいんだと感じました
地面の奥に
南極の渦巻きと 北極の渦巻きがありました
両方が逆向きで 対照的な渦で
これが地球の北半球 南半球の台風の形に緩衝を与えているのも見えました
ベビーふっつー様は言いました
「
空から降って来るタイミングと
そのエネルギーが凝縮して 地面の奥から噴き出して来るタイミング
その二つのタイミングは違う
空と深い海の中は逆なんだよ
ふっつーは
プレートちゃん
地球の基点さんとお友達
深海生物
お友達
南極で日食起こった
山と陸に伝わって
北極南極の渦を通して
地球の奥の奥の引力の石さんに向かってぎゅううっとエネルギーが集まった
そして
深い深い海の中からエネルギー沸いてきた
深い 深い海
と
プレートを伝わって
色んな場所に 日食月食のエネルギーが噴出した
海の中は空と対照的
海中 地面 地殻みる人と
宇宙 星 空の空気みるひとは逆にみえる 」
「
南極の深い海はね
ぼこっとした温泉みたいにコポコポしているんだよ
南極の日食でね
南極の地中や海中の石さん達にエネルギーが届いて
海中温泉がぽこぽこ沸いているんだよ
そしてね
深海の生き物の中に
かつて絶滅したと想われていた生物が蘇りはじめていたよ
蘇り始めた生物はね
ちいさなちいさな微生物のような生き物だった
生き返ったよ
生き返るんだよ
深海のちいさな生物が蘇ると
それを食べる生物が現れて
食べることでどんどん蘇りの連鎖がはじまるよ
ちいさな微生物から 蘇ったよ 」
その
イメージを見せてくれながら
ベビーふっつー様は
「
わぁーい
わぁーい 」
ぽこぽこぽこって嬉しそうにしていました
そしてこう教えてくれました
「
ベビーふっつ―からのプレゼント
水銀の体温計
あれを
買ったタイミングがプレゼント
水銀はね
電気よりも正確に
ずっとずっと正確にエネルギーがわかる
それはね
あの時買ったことが
しるしになるんだよ
2003年の南極の
日食の宿りはじめるしるし
11年かかるんだよ 」
そう言って
ベビーふっつーは
その数日前に
ふと太田山の近くで買った水銀の体温計が
人間がエネルギーを知るタイミングのしるしとして
絶好のタイミングだということを教えてくれました
「
ベビーがわかるのは宿るタイミング
降ってくるタイミングと
地面から人間の身体に宿るタイミングは違う
ベビーがわかるのは 宿るタイミング 」(ベビーふっつ―様の言葉)