タスクバーが消えてしまったときの対処法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

タスクバーとは、OSの機能をまとめた帯状の領域のこと。初期設定では画面下側に常に表示されています。スタートメニューやタスクボタン、通知領域などを表示します。詳しくは私のブログでも解説しています。

第6回 デスクトップ画面と電源の切り方

タスクバー
▲タスクバー

このタスクバーですが、何らかの理由で表示されなくなってしまう場合があります。例えば、ソフトウェアがフリーズして強制終了した後、Windows自体のフリーズ(特にエクスプローラー)から復帰した後などに多く見られます。

スタートメニューやタスクアイコンなども表示されなくなるので非常に不便ですし焦ります。

しかし、これは比較的簡単な方法でタスクバーを復活させることができます。その方法を紹介します。


タスクマネージャーから「explorer.exe」を起動させる

タスクバーを管理しているファイルは「explorer.exe」です。これが起動していないとタスクバーは表示されません。
なのでこれを起動させればいいのです。

Windows エクスプローラーもこの実行ファイルで管理しているのでエクスプローラーから探しに行くことはできません。

このようなときはタスクマネージャーを使いましょう。

  1. タスクマネージャーを開くためキーボードから「Ctrl」「shift」「Esc」のキーを同時に押してください。
    タスクマネージャーが開きます。

    開いたらメニューバーから「ファイル」→「新しいタスクの実行」を選択します。

    タスクマネージャー

  2. 「新しいタスクの作成」ウィンドが表示されたら「名前」欄のところに「explorer.exe」と入力して「OK」をクリックしてください。

    新しいタスクの作成

これで「explorer.exe」が実行されてタスクバーが復活します。
何らかの異常でこの「explorer.exe」が終了してしまった場合は以上の操作で復活させてあげましょう。

タスクバー自体が壊れてしまった場合はレジストリ キーの削除→パソコン再起動

ここまでになることはそうそうありませんが、まれにタスクバー自体が壊れてしまう場合があります。

そのときはタスクバーを管理するレジストリ キーを一度削除して再生成させましょう。

  1. キーボードから「Windows」 + 「R」キーを押し「ファイル名を指定して実行」ダイアログ ボックスを表示します。
    表示されたら「regedit」と入力し「OK」をクリック、レジストリエディタを起動させてください。ただし、この場合は「explorer.exe」が正しく起動している場合のみ有効です。「ファイル名を指定して実行」ダイアログ ボックスは「explorer.exe」が起動していないと表示されません。

    regedit

    「explorer.exe」が正しく起動していない場合は、タスクマネージャーを開き「ファイル」→「新しいタスクの実行」を選択して「regedit」と入力すればレジストリエディタを起動できます。

  2. HKEY_CURRENT_USER \Software \Microsoft \Windows \CurrentVersion \Explorer \StuckRects2

    以上のキー(フォルダ)を削除してください。最後が「StuckRects」の場合もあります。両方存在したら両方とも削除してください。削除は右クリックメニューの「削除」から行なえます。
    削除したらパソコンを再起動します。このキーは再起動をすると自動で再生成されます。

    StuckRects2 キーの削除

レジストリを弄るのでバックアップは必ずしてください。万が一削除するキーを間違えたりするとパソコンに深刻なダメージを与える可能性があります。

レジストリやそのバックアップ方法は以下のページを参照してください。

ソフトウェア情報の格納領域「レジストリ」

再起動方法ですが、タスクバーがなければスタートメニューも開けないのでこれも別の方法で再起動させます。キーボードから「Ctrl」+「Alt」+「Del(Delete)」の3つのキーを同時に押してください。画面が切り替わっていくつかメニューを選択できるようになったかと思います。

再起動させるには真ん中にあるメニューではなくて、画面右下にある電源マーク横の▲をクリックすれば、見慣れた「再起動」「シャットダウン」などのメニューが表示されるので、ここからパソコンを再起動させることができます。

Track Back

Track Back URL

Comments [6]

私の場合タスクバー自体が壊れてしまい、こちらのプログのレジストリ キーの削除によって見事復活致しました。
有益な情報を有難うございます。本当に助かりましたタスクバーが出ないとOSが使えないに等しいですから。

ただ一時的にタスクバーを復活させないとファイル名を指定して実行「Windows」 + 「R」キーが使えなかった為
タスクマネージャーから「explore.exe」を起動させるを試してみたのですが、うまくいきませんでした。

タスクマネージャーを覗いてみると「explorer.exe」
と言うのが動いていた為すぐに「r」が抜けている事に気付き
壊れたタスクを終わらせ改めて「explorer.exe」を開始させるとうまくいきました。

一般的に「explore.exe」はウイルスで有る可能性が高いようです。

コメントありがとうございます。

はい、仰るとおりです。「explorer.exe」が正しいです。どうやらrを抜かして書いてしまったようで・・・
申し訳ないです。ご指摘ありがとうございます。

「レジストリ キーの削除」の方法でも、書き方が足りなかったため、少し修正しておきました。ご迷惑をおかけしてすみませんでした。

修正しておきましたので今度は大丈夫なはずです。

問題も解決なさったようで何よりです。

ctrl+alt+escではなくctrl+shift+escでは?

ご指摘有り難うございます。 お恥ずかしながら全くその通りでございます。記事修正しておきました。 最近は気をつけておりますが、ブログ立ち上げ時周辺の記事は間違いも多いかもしれません。 近々過去記事修正の期間を作りたいと思いますので、その際に間違いなどを洗い出せるといいなと考えています。

今回初めてコメントさせていただきました。昨日、点訳の方と打ち合わせ中、急にタスクバーが消えてしまいとても困りました。
OSはWindows 8.1で、色々検索を掛けて調べてみたのですが、思うような結果が得られず漸くこのページを見つけて、早速実行してみましたところ見事に解決してくれました。このページはまだ良く見ていませんが、いろんな項目が沢山あり、今後の糧に利用させて頂たいと思いました。本当に有難うございました。

コメントありがとうございます。

タスクバーは基本的なシステムであるため、なくなると結構困りますよね。
スタートメニュー(スタート画面)以外からシャットダウンする方法はもちろんあるので、そういった方法で再起動を掛けてみるのも有効かと思います。

コメントする

非公開。必須ではありません。

(いくつかのHTMLタグ(a, strong, ul, ol, liなど)が使えます)

このページの上部へ

サイト内検索

最近のコメント

広告

Powered by Movable Type 6.0.5