特定秘密:10省庁が382件指定 防衛省は247件

毎日新聞 2015年01月09日 11時01分

 ◇内閣官房が発表

 内閣官房は9日、特定秘密保護法(昨年12月10日施行)に基づいて、昨年末段階で10省庁が382件の特定秘密を指定したと発表した。これまで明らかになっていなかった防衛省の指定件数は247件と判明した。

 他の省庁ごとの件数は内閣官房49▽外務省35▽警察庁18▽海上保安庁15▽公安調査庁10▽経済産業省4▽総務省2▽国家安全保障会議(日本版NSC)、法務省各1だった。

 特定秘密は四つの分野に分かれる。分野ごとの内訳は、防衛247(すべて防衛省が指定)▽外交113(外務省、内閣官房、海上保安庁など)▽スパイなどの防止18(警察庁、公安調査庁)▽テロ防止4(警察庁、公安調査庁)だった。

 件数は「一つの情報」を1件と数えたもの。文書数では40万件前後とみられるが、内閣官房は「集計中」としている。【青島顕】

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