ワシントン=佐藤武嗣
2015年1月8日10時49分
オバマ米大統領は7日、フランスの風刺週刊新聞の襲撃事件を受けて、オランド大統領と電話で会談し、犠牲者への哀悼の意を表するとともに、事件の全容解明に向けて情報を提供していく方針を伝えた。オランド氏は「フランスは決して動揺せず、自由と寛容の価値を守り続ける」と強調した。
オバマ氏はこれに先立ち、ホワイトハウスで記者団を前に、「ジャーナリストへの攻撃であるという事実は、テロリストが表現の自由や出版の自由をいかに恐れているかということを示している」と犯行を非難。「私に自信があるのは、フランスの人々と共有する表現の自由という普遍的な価値は、少数の良識のない暴力によって黙らせることはできないということだ」と語った。
また、「我々がこうした攻撃が世界中のどこでも起こりうると認識することが重要になるだろう」と同種のテロの再発に強い警戒感を示したうえで、「我々は用心深く(犯人を)追い詰め、裁判にかけ、この種の犯行を後押しするネットワークを閉鎖するよう努める」と強調した。(ワシントン=佐藤武嗣)
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朝日新聞国際報道部
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