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 フランスの週刊新聞「シャルリー・エブド」の事務所が襲撃され、記者ら12人が死亡した事件について、国連の潘基文(パンギムン)事務総長は7日、「卑劣な襲撃に激しい憤りを表明する」と強く非難した。国連本部で記者団に語った。

 事務総長は「恐ろしく、正当化できない、冷酷な犯罪だ。メディアと表現の自由への、民主主義の要に対する直接的な攻撃だ」と批判。「今回の恐ろしい襲撃は(社会の)分断を意図している。私たちはそのわなにはまってはならない」と国際社会に結束を呼び掛けた。

 国連安全保障理事会も7日、「野蛮で卑劣なテロ襲撃を、最も強い表現で非難する」との報道声明を発表した。(ニューヨーク=金成隆一)