私が唯一持っている電話機だった。
契約自体は生きているから、ぶっこ抜いたSIMをなにがしかの端末に挿せば通話できる。だけど、そのつもりはない。
上司は怒りを通り越して、あきれを通り越して言葉を失っていた。
同僚や後輩は腫れ物でも扱うように私と接する。
音信不通を問うPCメールと郵便物が得意先や実家から来たが、何と返事をしたら良いか分からず放置したままだ。
もう限界だった。
アフター12になっても鳴り止まないiPhone、iPhoneを耳に当てながら何度も頭を下げる私、土日も祝日も関係ない。
でも、そうするよりほかなかった。
精神と肉体の限界が迫っていて、もうあと少しで電話ではなく中央線を止めるところだったのだ。
これから、どう生きていこうか……
どの作家だったか、山本文緒だったと思うけど。 主人公の女性にはTV制作会社のADの彼氏がいて、ある日久しぶりに待ち合わせて会ったらいつも通り突然彼氏が携帯で仕事に呼び出され、...
仕事がデキる人はメールの返信が速い!!!!!!!!!!!!!!!!11111111111111