維新・橋下氏「野党再編の考え示せ」　民主代表選に

　維新の党の橋下徹最高顧問（大阪市長）は８日、民主党代表選について「野党再編についてどう考えているのか、はっきり打ち出した上で代表選をやってもらいたかった」と述べ、維新との連携を軸とする野党再編が争点化しないことに不満を示した。市役所で記者団に語った。

　７日に告示された民主党代表選では、前向きだった細野豪志元幹事長も含め３候補とも維新との連携に否定的な考えを示した。

　橋下氏自身は連携に否定的だが、「巨大与党に対し、野党をどう作り上げていくかが国民にとって一番の関心事だ」と指摘。「公務員改革や非正規雇用を守るために正規雇用の方に我慢してもらうことを言える政党になれば一緒にできる」とし、「連合や官公労を気にして何にも言わない」と３候補を批判した。