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 大阪府の松井一郎知事(大阪維新の会幹事長)は7日の記者会見で、大阪都構想の是非を問う住民投票で賛成多数を得られれば、大阪市の橋下徹市長(維新代表)とともに年内に行われる知事、市長選で再選を目指す考えを明らかにした。松井氏の任期満了は11月で、橋下氏は12月。

 橋下氏らは2017年4月に「大阪都」へ移行することを目標とする。住民投票は今年5月17日に行われる見通しで、移行に向けた準備期間中に任期満了を迎える。松井氏は「移行する2年の間に色々なものを決めていかなければならない。その責任を放棄することはない」と語った。移行に責任を持つ姿勢を示すことで、都構想への支持につなげる考えだ。

 橋下氏は7日、住民投票で反対多数なら政界を引退する意向を示したが、賛成多数の場合の対応は「その時に考える」と言及を避けた。一方、松井氏は「橋下徹は、やり切るめどはきっちりつける政治家だ」と強調。ともに再選を果たして都構想を実現させる考えだ。