大阪大や東京大などの研究者が発表した科学論文のなかに、画像の切り貼りや使い回しが疑われる例があるとインターネット上で指摘があり、各大学が事実関係の確認に乗り出したことがわかった。

 指摘があったのは、日本分子生物学会の関連サイト。「匿名A」と名乗る人物が、英科学誌ネイチャーをはじめとする生命科学や医学系雑誌に掲載された約70本約80項目について、画像を具体的に挙げる形で疑問を提起している。