素材・エネルギー
帝人、生地の動き感知してデータ化するウエアラブルセンサー「圧電ファブリック」開発
掲載日 2015年01月09日
帝人は8日、関西大学の田實佳郎教授と共同で、生地の動きを感知してデータ化するウエアラブルセンサー「圧電ファブリック」を開発したと発表した。圧電体にポリ乳酸、電極に炭素繊維を使用したファブリックデバイスで、曲げを感知する「平織り」、ねじりを感知する「サテン」、曲げ、ねじり、3次元方向などを感知する「あや織り」の3タイプを作成した。主にセンサーやアクチュエーターなどの用途を想定する。
圧電体にポリ乳酸、電極に炭素繊維を使用して開発
ポリ乳酸の圧電性によって発生する電荷を炭素繊維を経由して検出する。柔軟性や屈曲性を備え、セラミックス繊維のように折れない。炭素繊維を使用することで、金属電極レスにつなげた。
3タイプのファブリックは織り方や編み方の種類が数百に及ぶ。このため、変位や感知したい方向に合わせた圧電ファブリックの設計が可能になる。モバイル型や3次元デジタルデータの収集といった機能によって、モノのインターネット(IoT)への応用を進める。
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