婚活市議訴えられた 既婚なのに婚約…破棄
2015年1月9日6時0分 スポーツ報知
京都府宇治市の金ケ崎秀明市議(44)=無所属=が、既婚者なのに離婚者向けの婚活サイトに登録し、婚約を一方的に破棄したため精神的苦痛を受けたとして、サイトを通じて市議と交際した女性が慰謝料など140万円の支払いを求める訴訟を起こしていたことが8日、分かった。訴訟は昨年10月、宇治簡裁に起こされ、翌11月、京都地裁に移送された。
訴状によると、女性は前夫との離婚協議中だった2011年、サイトで「離婚から3年以内」と虚偽の自己紹介をしていた金ケ崎氏と知り合い、交際を開始。13年12月には市議との間に、長男が生まれた。市議は妻との離婚と女性との結婚を約束したが、一方的に破棄されたとしている。
金ケ崎氏は答弁書でサイトへの登録を認めた上で「サイトは恋人関係を含め、広く交際相手を求めるものだった。妻や子供がいることを女性は知っていると思っていた。婚約は成立していない」などと反論している。
同氏は昨年12月、2013年度分の政務活動費で、「広報費」の名目で約21万枚のコピー用紙を購入した、と報告書に記載。議会から「多すぎる」「(宇治市の)人口が約19万人しかいないのに、21万枚も紙を使うのは不自然」などの声が上がり、議会運営委員会で使途などを調査することが決まっている。