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マクドナルド 原因特定急ぐも業績に影響も
1月8日 6時52分

マクドナルド 原因特定急ぐも業績に影響も
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商品への異物の混入が相次いで明らかになった「日本マクドナルド」は、原因の特定を急ぐことで消費者の信頼回復に向けた第一歩としたい考えですが、会社側では、異物の混入が「客の行動に影響を及ぼす」と話しており、業績への影響は避けられない見通しです。

日本マクドナルドは7日に記者会見を開き、各地の店舗で売られた商品に相次いで異物が混入していた問題について役員が陳謝しました。
そのうえで、自社で把握している異物の混入事案のうち、デザートの商品にプラスチックのかけらが入っていた福島県のケースについては原因が判明したほか、人の歯がフライドポテトに混入していたという苦情が寄せられた大阪府のケースは、混入の経緯が特定できず、事実上調査を終えたなどと説明しました。
一方で、チキンナゲットに青色がかったビニール状の異物が入っていた青森県のケースについては原因が分かっておらず、外部の調査機関に依頼して異物の材質を調べるとしています。
そして、製造していたタイの工場から色や材質が似ていると見られる手袋などを取り寄せ、異物がそれらの一部かどうか確認するなどして来週中にも原因を特定させ、消費者の信頼回復に向けた第一歩にしたい考えです。
日本マクドナルドは、中国・上海の食品加工会社が使用期限切れの食材を加工し出荷していたとされる問題が明らかになった去年7月以降、前の年と比べた売り上げが5か月連続で10%以上減少しています。
会社側では、こうしたなかで明らかになった今回の異物の混入が「客の行動に影響を及ぼす」と話しており、業績への影響は避けられない見通しです。

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