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原油安で米シェール関連企業が経営破綻1月9日 8時36分
世界的に原油安が続いていることを受けて、アメリカ南部のテキサス州では、シェールオイルやガスの開発を手がけていた企業が採算が悪化して経営破綻し、今後も関連企業の破綻が続くという見方が出ています。
経営が破綻したのは、アメリカ南部でシェールオイルやガスの開発を手がけていた「WBHエナジー」という企業です。
この企業は、ここ最近の急激な原油安で採算が悪化したことにより、最大で60億円の負債を抱えて経営破綻したもので、原油安の影響でシェールオイルやガスの開発企業が破綻したのは初めてとみられます。
アメリカでは、ここ数年、中東やアジアの原油やガスより割安になるとして、日本企業をはじめシェールオイルやガスの開発に乗り出す企業が相次いでいました。
しかし、去年7月以降の半年で国際的な原油取引の指標となるWTIの先物価格は半分以下に値下がりするなど、経営環境は厳しさを増していました。
このため採算が悪化し、シェールオイルやガスの開発を縮小する企業も相次いでいて、今後も関連企業の破綻が続くという見方が出ています。