新しいMacを購入した時に、ゼロの状態からセットアップすると膨大な時間と手間がかかってしまうのですが、何度もセットアップを繰り返していると、なるべく手間をかけず短時間に設定できるようになってきました。
今回はMacを買ったその日からすぐに使いはじめるためにやっている環境設定の流れを厳選して、備忘録として残しておきたいと思います。
1.「移行アシスタント」や「Time Machine」は使わず、ゼロの状態から短時間でMacを初期設定を済ませる
「移行アシスタント」や「Time Machine」を使えば、とても簡単かつ短時間にMacをセットアップすることができますが、旧マシンに蓄積したゴミファイルも一緒に吸収してしまう可能性があります。
個人的には、新しいMacが、前マシンの持っている不具合によってトラブルを起こすリスクを減らしたいので、多少時間はかかってもゼロからセットアップするようにしています。
2.ネットに接続する前にファイアウォールを有効にして最低限のセキュリティ対策を済ませる
Macのセットアップはインターネットを使って実施する作業も多いので、セットアップを開始するまえに必ずファイアウォールは有効にしておきたいところです。
3.真っ先にDropboxをインストールをして同期を開始する
Macのセットアップを短時間に済ませるポイントは、同期に時間がかかる「Dropbox」や「Evernote」のクラウドデータサービスの同期を早めに開始しておくことです。
特に「Dropbox」には「1Password」のデータを同期させて使用しているので、今後のログイン系セットアップ作業を効率よく進めるため、最初の段階で設定を済ませています。
4.1Passwordを早めに設定してあらゆるログイン作業をスピードアップさせる
「1Passoword」はパスワードを保管するだけではなく、様々なアプリやWebサイトのログイン作業をスピーディーに進めることができる必須のツールです。
Macのセットアップの段階で「1Password」を活用すれば、「iCloud」の各種設定、「iTunes Store」の認証設定、「Mac App Store」でのアプリダウンロード、Webサービスのログイン作業、Macアプリのシリアルナンバー入力など、あらゆるログイン&認証作業をワンクリックもしくは1回のコピペで済ますことができるので、絶対に導入しておきたいツールでもあります。
5.同期に異常な時間がかかるEvernoteの同期を早めに開始しておく
「Evernote」のノート数が多ければ多いほど、新しいMacと同期するのに膨大な時間がかかってしまいます。
ノート数が10,000を超えると半日以上かかることもしばしば。
「Dropbox」同様、早めに設定しておくとその分だけ早くセットアップを完了することができます。
5.Google日本語入力を導入して、文字入力を快適にしておく。
Apple純正の日本語入力システム「日本語IM」はやはり使い勝手が良くないので、初期設定の段階で「Google日本語入力」か「ATOK」あたりを導入したいものです。
「ATOK」は有料サービスなので、無料で済ませたい方は「Google日本語入力」を導入すると良いですよ!
6.マウス操作を快適にする「MagicPrefs」をインストールする。
Macの初期設定をスピードアップさせるために、マウスやトラックパッドを使いやすくしておくことも重要なポイントです。
マウスやトラックパッドが使いにくい状態で作業を始めても、どんどん時間を浪費していくことになります。
マウスやトラックパッドの機能を拡張しくれる「MagicPrefs」を導入すると、Macのセットアップをスピーディーに進めることができますよ!
7.iTunesで「コンピュータを認証」を済ませる
「iTunes Store」で購入した音楽や映画などのコンテンツを、新しいMacで視聴するためには「Apple ID」を使ったコンピュータの認証作業が必要です。
こちらも早めに設定しています。
8.アプリ削除用のアンインストールツールをインストールする
Macの初期設定の段階で、いろんなアプリをインストールしたり、時には削除する場面も出てきます。
Macアプリを削除するときはフリーソフトの「AppCleaner」を使うと便利です。
Mac内に関連ファイルを残さず、キレイに根こそぎ削除することができますよ。
9.メモリ解放アプリを導入してMacを快適にしておく
Macで作業をしていると、どんなにメモリを積んでいても、どんどん喰いつくされてMacの動作がモッサリと遅くなってくることがあります。
自動的にメモリを解放してくれるアプリを導入しておけば、セットアップも快調に進むはずです。
10.コピペ作業を快適にするアプリを入れておく
Macの初期設定にはログインIDやパスワードを入力するなど、地味な作業が多いです。
入力作業を快適にするためのアプリを導入しておくと、作業がはかどりますよ。
PopClip
「PopClip」はカーソルで選択したテキストをポップアップでコピペできる快適な文字入力アプリです。専用の拡張機能をインストールすることで、様々な用途に使うことができます。
ClipMenu
コピーしたテキストの履歴をクリップボードに保存できるアプリです。何度も繰り返して入力するテキストはクリップボードから呼び出して貼り付けると便利です。
Command-C
複数Mac間やMacとiOSデバイス間でテキストのやりとりをしたい時に便利なアプリです。
メニューバーのアイコンから指定したデバイスに向けて、ダブルクリックでコピーしたテキストを転送することができます。
FormatMatch
コピーしたテキストの書式を省いて、プレーンテキストの状態で貼付けできるアプリです。
11.TotalFinderで「Finder」の操作を快適にしておく
Finderをタブ化して表示したり、システムファイルを表示したいときなど、Finder関係の操作を飛躍的に便利にしてくれるアプリです。
12.Alfredをインストールしてどんなアプリやファイルでも簡単に起動できるようにする
指定したアプリやファイルをスピーディーに起動できるランチャーアプリです。
ショートカットでAlfredのウィンドウを表示させ、起動したアプリの名前を2〜3文字入力してEnterキーを押すだけで簡単にお気に入りのアプリを起動できます。
13.デスクトップのアイコンの大きさを変更する
デスクトップ上のアイコンが大きすぎるなーと感じたときは、アイコンのサイズを変更しておきましょう。
デスクトップの大きさには限りがあるので、アイコンをなるべく小さくしておくと、より多くのファイルを並べることができますよ!
14.Safariが便利になる機能拡張をインストールする
メインブラウザを「Safari」にしている方は、便利な機能拡張をインストールして、Safariの使い勝手を良くしておくと良いですよ!
15.Dockにお気に入りのアプリを並べる
ここまでセットアップできたら、よく使うMacアプリをインストールし、Dockに登録していきます。
Dockに登録するアプリは、人によって様々ですが、個人的には普段から頻繁に使用しているアプリを並べるようにしています。
Dockに登録したアプリのアイコンに、ファイルをドラッグ&ドロップするだけで起動&編集ができるものも多いので、アプリの特性を考えて配置するとMacの操作性が倍増するはずです。
セットアップの流れに沿って作業をするとMacを買ったその日から使いこなせる!
Macをゼロから構築すると、どうしても時間と手間がかかるものですが、ある程度の流れに沿って作業をすすめるとMacを買ったその日から使いこなすことも可能です。
Mac購入後のセットアップに時間がかかってしまう方は以上のような作業の流れを決めてから取り掛かると、意外と早く使いはじめることができると思います。
是非参考にしてください。