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厚着の時期 “服に着火”に注意を1月9日 4時25分
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ガスコンロの火などが着ている服に燃え移って高齢者が亡くなるケースが相次いでいることから、東京消防庁は屋内で厚着になる今の時期は特に注意が必要だとして、調理中は燃えにくい素材で作られた服などを身に着けるよう呼びかけています。
ガスコンロやストーブの火などが着ている服に燃え移る被害が全国で相次いでいて、東京消防庁によりますと、都内では去年までの5年間で259件起き、25人が亡くなっています。
このうち65歳以上の高齢者は22人と全体の90%近くを占めていて、服に火がついたことに気付かなかったり、消火に手間取ったりしたためとみられています。
被害の中では、調理中にガスコンロの火が着ていた服の袖口についたり、ストーブの近くで長時間座っている間に服に火がついたりするケースなどが目立っているということです。
「日本防炎協会」の再現実験の映像には、普通の服の場合、ガスコンロの火が袖口から服に燃え移り一瞬で燃え広がっているのに対し、燃えにくい素材で作られたアームカバーを着けている場合には、火がほとんど燃え広がらない様子が写っています。
東京消防庁は、屋内で厚着になる今の時期は特に注意が必要だとして、調理中は燃えにくい素材で作られたアームカバーやエプロンを身に着けたり、ストーブに近づきすぎたりしないよう呼びかけています。