ツイッターで話題の童話モチーフコスメが製品化 クラウドファンディングに成功しシリーズ化も

「童話モチーフコスメ」第1弾の赤ずきん
「童話モチーフコスメ」第1弾の赤ずきん
画像: frentrep

 イラストレーターTCBが発案し話題を集めた「童話モチーフコスメ」の製品化が決定した。もの作り集団「作るよ」がプロジェクトを起こし、クラウドファンディングで資金調達に成功。コスメティックシリーズ第1弾として赤ずきんをテーマにしたアイシャドウを発売する。反響の大きさからシリーズ化も検討しているという。

 原案者のTCBは、2014年6月にキャッチコピーとイラスト付きで赤ずきんをモチーフにしたアイシャドウをツイッター上で提案。2014年末までに1万近くのリツイート数を記録し話題を呼んだ。「作るよ」が始動したプロジェクトでは目標金額100万円の4倍を超える約415万円の資金を獲得し、当初予定していた量産数を大幅に上回る500〜1000個を製造することになった。

 第1弾で製品化される赤ずきんのパッケージはTCBも監修に携わり、当初のイラストで提案されていたハート型のケースから「童話」を想起させるデザインとしてブック型に一新。裏表紙にはTCBのイラストを印刷し、アイシャドウカラーは赤、茶色、パール入りのホワイト、ゴールドブラウンの4色を用意する。目標金額を達成した現在も引き続き支援を募っており、ポストカードのコース(1,000円)、アイシャドウ1つのコース(3,500円)、アイシャドウ2つとポストカードのコース(6,800円)、アイシャドウ3つとポストカードのコース(10,000円)で受け付けている。商品の配送は4月中を予定。なお、目標金額よりも多く集まった出資金額については、製造費のほか、商品の質の向上やパッケージの印刷部分などに充てられるという。

 今回のプロジェクトが好評を博していることから、TCBが提案した赤ずきん以外のアイデアについても商品化を進行しているといい、第2弾は2月中旬に不思議の国のアリス、第3弾は夏の時期にあわせて人魚姫、第4弾は秋頃にヘンゼルとグレーテルを計画。いずれも今回の赤ずきんと同様にクラウドファンディングで提案するという。