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厚木基地騒音訴訟で裁判官が現地視察1月8日 20時34分
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神奈川県の厚木基地周辺の住民が航空機の騒音被害を訴えている第4次厚木基地騒音訴訟で、東京高等裁判所の裁判官が騒音の状況を確かめようと、8日、現地を視察しました。
第4次厚木基地騒音訴訟は、基地周辺の住民およそ7000人が航空機の騒音被害を訴えているもので、1審の横浜地方裁判所が去年、騒音被害の違法性を認め、やむをえない場合を除いて自衛隊機について夜間の飛行の差し止めを認めた一方、米軍機については日本の法律では差し止めの対象にならないとし、国と住民側の双方が判決を不服として控訴しています。
8日、2審が行われている東京高等裁判所の裁判官3人が現地を視察し、同行した国の担当者と住民側の弁護士の双方から騒音の状況について話を聞いたあと、双方が測定したデータを確認していました。
視察の様子を見守った原告団長の藤田榮治さんは、「裁判官に現地で生の音を聞いて騒音を実感してもらい、米軍機も自衛隊と同じように飛行を差し止めてもらいたい」と話していました。